映画「美しき誘惑─現代の『画皮』─」完成報告イベント W主演の長谷川さん、市原さんが撮影エピソードを語る
2021.04.26(liverty web)
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ヒューストン国際映画祭など世界で10カ国59冠を獲得した映画「美しき誘惑─現代の『画皮』─」(5月14日公開)の完成報告イベントが26日、東京のヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、W主演を務める長谷川奈央さんと市原綾真さんが登壇した。


当初予定されていた試写会は、新型コロナウィルス感染対策のため急遽中止となるも、長谷川さんと市原さんが役作りのエピソードや同作の見どころを語り合い、和やかな会見となった。
ポスターをイメージしたバックパネルの前に登壇した二人は「ポスターそのもの!」と喜色満面。それぞれ映画初主演であったことについて、長谷川さんは「単独主演ではなくて、W主演でありがたかった。市原さんは現場でも頼りがいのある存在でした」と述べる。一方、事務所の後輩である市原は「こちらも、もの凄く頼らせていただきました!」と応えた。
完成した映画について長谷川さんは「映像が綺麗でビックリ! 多くの素晴らしいスタッフの方々の技術によって楽曲や効果音もつけられ、一つ一つのシーンが深いものになりました。私の口紅の発色や、二面性を表すニヤリとする表情を印象づけるため、照明も工夫していただいた」と演出への感動を語った。市原さんも「目に見えない心の動きなどが、効果音や照明の色合いでもの凄く見事に描き出されていて感動しました」と共感した。
同作が世界の映画祭で数々の賞を受賞していることについて、長谷川さんは「本当に凄いことで嬉しい! 海外の方々にもメッセージが届いたということが何よりも嬉しい」と語る。市原さんは自身が歌唱を務めた劇中歌「法力」が海外映画祭で高く評価されたことについて、「日本のみならず世界で評価いただけるのはありがたいし、音楽は言葉と国を越えて心に届くものがある。楽曲の可能性を感じました」と手ごたえを語った。
また市原さんは今回、役作りのために人生初の坊主頭に挑戦した。そのことについて、「スキンヘッドを手掛けて40年という美容室で剃りました。スキンヘッドなんて一生に一度だと思って、終わった後は店長さんに厚くお礼を言って帰りました」と振り返りつつ、「ただ撮影の2か月後にポスター撮影があって、短いスパンで2度もスキンヘッドにしました」とのエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
長谷川は同作でピアノ演奏に初挑戦した。それについては、「私は楽譜が読めないので、ピアノの先生から一から教えていただき、撮影に臨みました。3か月くらいの練習で、本番では指がガタガタ震えましたが、無事に弾くことができました」と語る。一方、「(撮影シーンの)指は私ですが、音の部分はピアノの先生に弾いてもらいましたが……」と、内幕を一部明かした。
最後に市原さんは「皮一枚の恋から始まる物語ですが、目に見えるものだけに惑わされてはいけないというメッセージがあります。みなさんが、『自分の思いが見透かされていたとしたらどんな世界になるのだろうか』と考えるきっかけになれば」とアピール。長谷川さんも「『化けの皮が剥がれて本性が現れた』という言葉がありますが、そのことを勧めている映画です。けれど、私たちの本当の本性は、綺麗な心。そういう本当の自分や内面の美しさを現わしていくことが大切であると教えてくれる映画です」と、作品に込めた思いを語った。
『美しき誘惑-現代の「画皮」- 』
- 【公開日】
- 公開日:2021年5月14日(金)全国ロードショー
- 【製作総指揮・原作】
- 大川隆法
- 【キャスト】
- 出演/長谷川奈央 市原綾真 芦川よしみ モロ師岡 矢部美穂 中西良太 デビット伊東 千眼美子(特別出演) 杉本彩 永島敏行
- 【スタッフ】
- 監督/赤羽博 音楽/水澤有一 脚本/大川咲也加
- 【製作】
- 幸福の科学出版
製作協力/ニュースター・プロダクション ARI Production
制作プロダクション/ジャンゴフィルム - 【配給等】
- 配給/日活 配給協力/東京テアトル
公式サイト https://utsukushiki-yuwaku.jp/
©2021 IRH Press
【STORY】
大手銀行副頭取の秘書として働く山本舞子。才色兼備で誰もが振り向く美しさを備え、周囲の憧れの的である彼女には、裏の顔があった。夜は、銀座の高級クラブでホステスとして働き、自分の美しさにふさわしい男性を品定めする顔だった。ある晩、ついに彼女が本当に待ち望んでいた人物がやってきた。将来の総理大臣の有力候補と言われる塩村太郎。太郎が舞子に惹かれるまでにそう時間はかからなかった。すべては彼女の思惑通りに事が運び、結婚の準備が着実に進められていく。しかしそんな中、太郎の人生の師である教祖、橘勝子から、舞子が「九尾の狐」に取り憑かれた妖魔であると告げられる。自分の美しさによって国を滅ぼしてこそ満足をえられる舞子。それでも「彼女にも良心がある」と信じたい太郎の葛藤は膨らんでいく。結婚式当日、果たして二人の運命は──。
【Music】

『Selfish Love/法力〔CD〕』
1.Selfish Love:〔作詞・作曲〕大川隆法〔歌〕長谷川奈央 /〔編曲〕大川咲也加/古賀晃人
2.法力:〔作詞・作曲〕大川隆法〔歌〕市原綾真 /〔編曲〕大川咲也加/水澤有一
【関連書籍】