早くもフキノトウの芽が出てきています。例年だとこの場所は数十センチの雪に覆われているのですが、秋田市内では今の積雪はゼロセンチです。
今までこんなことはありませんでした。正月中に積雪が無かったことはありましたが、それでも一月の中旬には少しばかりの積雪があるのが普通でした。ところが今日あたりの気温と日差しはまるで初春のようなのです。
そんなわけでフキノトウも芽を出したのでしょう。
フキノトウは地上に生い出た蕗の若い花茎 です。つぼみの時のフキノトウをテンプラにして食べたりします。この若いつぼみを刻み軽く炒めたものを、味噌で和えたものを秋田では「ばっけみそ」と言い、春を告げる食材となっています。ちなみに「ばっけ」とは秋田でのフキノトウの方言です。
「ばっけ味噌」を早く味わえるのはうれしい事なのですが、こんなに早く芽が出ても良いのでしょうかと、思ったりもします。
我が家の庭にあるフキの種類は、ミズブキと呼ばれるもので、茎の太さは太めの鉛筆ぐらいにしかなりません。山に自生しているフキにはこれよりもっと太いものがあります。茎が細めなので、茎の繊維も細目で煮つけにしても柔らかく食べやすいのがミズブキの良いところです。
それにしても今年の気候は変です。雪を当てにしている行事の主催者やスキー場はほんとに困っているとの事です。寒い時には寒くならないと困る事だってあるでしょうにね。事実、孫が通う小学校では今月のスキー教室は取りやめになるらしいのです。
雪かきをしなくてよいとか灯油代が掛からなくて助かるとばかりも言っていられないと思うのです。