大学の時、下級生にある女の子がいた。
彼女は容姿も可愛く、誰にでも好かれる人であった。
父親の職業は中央官庁のお偉いさんであったと聞く。
その父親が定年まじかで亡くなり、母親もその後すぐに亡くなったそうだ。
彼女は一人っ子だったので、若くして自活の道を探さなければならなくなった。
それまで勤めていたOLから、水商売に転じた。
有名私大卒の彼女にはそれなりの固定客が付くようになった。
彼女は、そこでこれなら独立してもやっていけると判断して、自分の店を持ったそうである。
ちょうどバブル景気のさなかで、お店はそれなりに繁盛してたそうである。
その後は、お決まりのコースである。
バブルがはじけてから、小さなスナックへと転身を図ったのであるが、それもそのうちうまくゆかなくなった。
五十台半ばで水商売をやめ、スーパーのレジ打ちなどの仕事をいくつかを経験したそうである。
友人が最近、その人に会ったそうだ。
今の彼女はどうしてるかと、ぼくは尋ねた。
年齢より10歳は老けて見えて、言わばおばあさんの雰囲気であったと言う。
そして、今もって独り暮らしでいる。
話し相手になる友人もいなくて、時折連絡をとれるのはぼくの友人だけであるようだ。
水商売の経験があるのなら、社交的なのかと思いきや、今ではただ家に閉じこもる生活らしい。
しかも生活は楽ではなさそうと聞く。
若い時の彼女からは想像も出来ない暮らしぶりらしい。
彼女は結婚する機会には恵まれなかったのだろうか?
多分、それなりの機会はあっただろうと思われるが、彼女自身がそれに気づかなかったのだろうと、思う。
独りでいるよりは二人でいた方が、道が開けることだってあったろうに。
人は若い時は、今の自分が一番良いと勘違いしてしまう。
また、今より将来が良いものに思えるのは自然なことなのだろう。
だから、自分自身についての判断が、実に難しい。
それに比べると学校の試験なぞ、一夜漬けでもなんとかなる気楽さはある。
私だって、今あるのは運が良かっただけなのだろう。
彼女は容姿も可愛く、誰にでも好かれる人であった。
父親の職業は中央官庁のお偉いさんであったと聞く。
その父親が定年まじかで亡くなり、母親もその後すぐに亡くなったそうだ。
彼女は一人っ子だったので、若くして自活の道を探さなければならなくなった。
それまで勤めていたOLから、水商売に転じた。
有名私大卒の彼女にはそれなりの固定客が付くようになった。
彼女は、そこでこれなら独立してもやっていけると判断して、自分の店を持ったそうである。
ちょうどバブル景気のさなかで、お店はそれなりに繁盛してたそうである。
その後は、お決まりのコースである。
バブルがはじけてから、小さなスナックへと転身を図ったのであるが、それもそのうちうまくゆかなくなった。
五十台半ばで水商売をやめ、スーパーのレジ打ちなどの仕事をいくつかを経験したそうである。
友人が最近、その人に会ったそうだ。
今の彼女はどうしてるかと、ぼくは尋ねた。
年齢より10歳は老けて見えて、言わばおばあさんの雰囲気であったと言う。
そして、今もって独り暮らしでいる。
話し相手になる友人もいなくて、時折連絡をとれるのはぼくの友人だけであるようだ。
水商売の経験があるのなら、社交的なのかと思いきや、今ではただ家に閉じこもる生活らしい。
しかも生活は楽ではなさそうと聞く。
若い時の彼女からは想像も出来ない暮らしぶりらしい。
彼女は結婚する機会には恵まれなかったのだろうか?
多分、それなりの機会はあっただろうと思われるが、彼女自身がそれに気づかなかったのだろうと、思う。
独りでいるよりは二人でいた方が、道が開けることだってあったろうに。
人は若い時は、今の自分が一番良いと勘違いしてしまう。
また、今より将来が良いものに思えるのは自然なことなのだろう。
だから、自分自身についての判断が、実に難しい。
それに比べると学校の試験なぞ、一夜漬けでもなんとかなる気楽さはある。
私だって、今あるのは運が良かっただけなのだろう。
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