昨日は天気も良かったのでKLE400のマフラーを塗装してみました。
マフラーの取外しにはアルミ製のアンダーガードを留めているキャップスクリューを4本をまずとります。
その後12mmのボックスレンチを使用してエギゾーストパイプを留めている袋ナットを緩めます。ナットはは1気筒あたり2個ありますので1個ないしは2個を残してはずします。この時、全部をはずしてしまわないで少なくとも1個は緩めたままにしておきます。
次に、車体後部のマフラー本体を車体に留めてあるボルトナットを取り外しますが、(14mmのスパナが必要です)完全にボルトを抜きさってしまいマフラーが脱落してしまいますので、気をつけましょう。
小生はひとりでの作業なのでマフラー本体を紐でつるすようにしています。
その後、先に緩めておいたエギゾーストのナットをはずします。エギゾースト部を前方に押し出すようにすると、マフラー1式がはずれますので、吊り下げておいた紐をほどき取り外しの作業は終わります。
さて、これからが本番です。塗装にあた今回用意した物は画像にあるものです。
錆の発生を防ぐ為の亜鉛メッキにも匹敵するというジンクスプレー。
上塗り用の耐熱塗料。ジンクスプレーは200度の高温までOKとの表記があります。それにおなじみの耐熱塗料、こちらは600度までOKとのことです。
エキパイ部は錆が進行し、所々に腐食のためえくぼがみられます。早めに見ておいて良かったです。錆は水分と鉄の化学反応なので、温度の高いところほど早く進行します。よって、排気の出口付近が一番先に錆びます。
サンドペーパーで錆びを落とした後、スコッチブライトという研磨用品で全体を磨き、剥がれそうな古い塗装皮膜や汚れを取ります。それがおわりましたらシンナーを含ませたウエスで脱脂を兼ねて綺麗にしましょう。
マフラーの塗装作業で肝心なのは仕上がりよりも錆びを発生させにくくするということです。仕上げを急ぐあまり下地の工程をお粗末にすると
短期間のうちにまた新たな錆びの発生を招きます。
磨きと脱脂の次はいよいよ塗装です。初めは錆びとめの為、ジンクスプレーを吹き付けます。特に錆びが進行している個所には重ね塗りをしました。全体にむらなく塗装して乾燥を待ちます。30分ほどで手につかない状態まで乾きますが、小生はせっかちなので家庭用ガスバーナーで半強制的に乾燥させます。まるで焼き付け塗装みたい。
さらに1時間ほどおいて、上塗りの耐熱塗装に入ります。コツは別にありません。塗装が垂れないように、一定の距離をおいてスプレーする事、あせらないで慎重にやれば誰でも出来ます。乾燥後の取付けははずした工程の逆にやればOK。
いつも一人で作業していますが、アシスタントがいれば助かるなーと思う時ってありませんか。アシスタントは見物の猫が独りと言うありさまはいささか情けないなあ。
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