DR250Sの純正タンクは容量が9リットルと少ないです。ガススタンドがない山中などでガス欠になったりしたら熊の食料にならないかと心配になります。そこでビッグタンクへの換装を考えました。
候補としてはDR250の兄弟車であるジェベルXCの純正タンク(これは17リットルの容量がある)。これは品数も豊富で中古価格も安い。
だが、我輩のDR250Sには装着できないみたい。なぜなら、DR250はメインフレームをオイルタンクとしている事によりフレームパイプが太いためタンクがはまらないとの事。
次なる候補は輸入品の高価な樹脂タンクしかない。某オークッションで探すこと、2ヶ月ぐらいで見つかりました。
クラーク社の14リットルタンク。新品の半額ほどで入手。取付けをしてみたが、不具合を発見。小生のDR250は車高調整装置が付いているのだが、左右のフロントサスへのホースを分岐している筒状の部品がタンク内側に干渉しているのを発見。
このままでは振動などでタンクに穴もあきかねないと判断。筒状の部品を少し移動するためにステーなどを製作して対処。
ようやく正常に取付けできましたが、その後、取り扱いの不注意によりまもなく使用不能の事態になりました。
樹脂タンクの多くはポリエチレン樹脂製なのですが、この樹脂はアルコール系の溶剤にとても弱く、それを知らないでアルコール系の溶剤で汚れ落としの為と拭いてみました。
汚れは確かに綺麗に落ちました。だが、数日して何気なくタンクを見ると何やらひび割れが表面に生じているみたい。ひび割れはその後も進行し、安全の為使用を断念。がっかりしましたが、気を取り直し次なるものを探しました。
神様はこんな我輩を見捨てませんでした。2週間もしないうちに今度はアチェルビスのタンクを発見。鍵が掛かっていてキャップをあけられないのでジャンク品と言うのを入手。出品者の画像を見る限りでは、クラークのタンクキャップと同じみたい。
仮にキャップをあけれなくても壊してでもあけてしまえば代替品のキャップは手元にあるので何とかなると判断した訳です。
さて、手元に届いたタンクを見て仰天。
大きい、すごく大きい、クラークのタンクも大きいと思いましたがそれの比ではない。純正タンクの倍もあるかなと言う感じ。
調べましたら、容量は公称16リットル強との事。こんな大きなタンクを満タンにしたら重くてハンドリングに影響があるだろうななどと考えながらも、取付けを敢行。何の障害もなくあっさり完了。クラークタンクの時に干渉した部品にも接触することなくすんなりOK.
この画像にあるようにタンクひだりがわの下部内側がえぐれている為、接触しないようになっている。これがまず感心した事の第一。
第二に感心したことは、装着時の高さが抑えられていること。
純正タンクと比べてもキャップの高さはほぼ同じ。その代わり容量を稼ぐため、タンクの下半分が異様に大きい。
この画像でその大きさがお分かりでしょう。シリンダーヘッドがすっぽり隠れてしまいそう。
但し、タンクの左側はプラグの点検などの為に作業に支障のない形状になっています。その為か正面から見るとタンクの形状は左右対称になっていません。
さすがイタリア製ですな。見栄えなど気にしない所なぞ、FIATの小型車の設計にも通ずる精神があるなどと感心しました。
日本人が設計したとしたら、左右非対処のタンクなぞ考えもしないでしょうな。
このタンクの実容量は約17リットルも入ります。
巨大タンクのため、燃料コックはタンクの左右にあり、それから伸びるホースはT型ジョイントで1本にまとめキャブへと通じています。
それゆえタンクをはずす時は両方のコックの根元のホースをはずす必要がありますが、たいした手間ではありません。
左右のコックは動作が左右対称になっていてレバーの方向も左右対称です。すなわち、右コックのレバーを前方にすればリザーブの位置ですが、左コックもレバーを前方にすればリザーブの位置になります。外観は同じでも動作が逆になっているわけです。
こんなところにも使用者の便宜を考えた作りになっています。些細なところに気を配る作りはヨーロッパの合理精神の現れかな。
このアチェルビスビッグタンクは無給油での距離は320キロほどでリザーブになりましたが、そこで給油した所、12.5リットル入りました。下道ばかり走れば、400キロは走れる勘定になります。恐るべし、ビッグタンク。
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候補としてはDR250の兄弟車であるジェベルXCの純正タンク(これは17リットルの容量がある)。これは品数も豊富で中古価格も安い。
だが、我輩のDR250Sには装着できないみたい。なぜなら、DR250はメインフレームをオイルタンクとしている事によりフレームパイプが太いためタンクがはまらないとの事。
次なる候補は輸入品の高価な樹脂タンクしかない。某オークッションで探すこと、2ヶ月ぐらいで見つかりました。
クラーク社の14リットルタンク。新品の半額ほどで入手。取付けをしてみたが、不具合を発見。小生のDR250は車高調整装置が付いているのだが、左右のフロントサスへのホースを分岐している筒状の部品がタンク内側に干渉しているのを発見。
このままでは振動などでタンクに穴もあきかねないと判断。筒状の部品を少し移動するためにステーなどを製作して対処。
ようやく正常に取付けできましたが、その後、取り扱いの不注意によりまもなく使用不能の事態になりました。
樹脂タンクの多くはポリエチレン樹脂製なのですが、この樹脂はアルコール系の溶剤にとても弱く、それを知らないでアルコール系の溶剤で汚れ落としの為と拭いてみました。
汚れは確かに綺麗に落ちました。だが、数日して何気なくタンクを見ると何やらひび割れが表面に生じているみたい。ひび割れはその後も進行し、安全の為使用を断念。がっかりしましたが、気を取り直し次なるものを探しました。
神様はこんな我輩を見捨てませんでした。2週間もしないうちに今度はアチェルビスのタンクを発見。鍵が掛かっていてキャップをあけられないのでジャンク品と言うのを入手。出品者の画像を見る限りでは、クラークのタンクキャップと同じみたい。
仮にキャップをあけれなくても壊してでもあけてしまえば代替品のキャップは手元にあるので何とかなると判断した訳です。
さて、手元に届いたタンクを見て仰天。
大きい、すごく大きい、クラークのタンクも大きいと思いましたがそれの比ではない。純正タンクの倍もあるかなと言う感じ。
調べましたら、容量は公称16リットル強との事。こんな大きなタンクを満タンにしたら重くてハンドリングに影響があるだろうななどと考えながらも、取付けを敢行。何の障害もなくあっさり完了。クラークタンクの時に干渉した部品にも接触することなくすんなりOK.
この画像にあるようにタンクひだりがわの下部内側がえぐれている為、接触しないようになっている。これがまず感心した事の第一。
第二に感心したことは、装着時の高さが抑えられていること。
純正タンクと比べてもキャップの高さはほぼ同じ。その代わり容量を稼ぐため、タンクの下半分が異様に大きい。
この画像でその大きさがお分かりでしょう。シリンダーヘッドがすっぽり隠れてしまいそう。
但し、タンクの左側はプラグの点検などの為に作業に支障のない形状になっています。その為か正面から見るとタンクの形状は左右対称になっていません。
さすがイタリア製ですな。見栄えなど気にしない所なぞ、FIATの小型車の設計にも通ずる精神があるなどと感心しました。
日本人が設計したとしたら、左右非対処のタンクなぞ考えもしないでしょうな。
このタンクの実容量は約17リットルも入ります。
巨大タンクのため、燃料コックはタンクの左右にあり、それから伸びるホースはT型ジョイントで1本にまとめキャブへと通じています。
それゆえタンクをはずす時は両方のコックの根元のホースをはずす必要がありますが、たいした手間ではありません。
左右のコックは動作が左右対称になっていてレバーの方向も左右対称です。すなわち、右コックのレバーを前方にすればリザーブの位置ですが、左コックもレバーを前方にすればリザーブの位置になります。外観は同じでも動作が逆になっているわけです。
こんなところにも使用者の便宜を考えた作りになっています。些細なところに気を配る作りはヨーロッパの合理精神の現れかな。
このアチェルビスビッグタンクは無給油での距離は320キロほどでリザーブになりましたが、そこで給油した所、12.5リットル入りました。下道ばかり走れば、400キロは走れる勘定になります。恐るべし、ビッグタンク。
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おなじく90に乗っています。
タンクもアチェルビスにして、モタードにしてますが、色々弄れるバイクなので面白いですよ( ^ω^ )
アチェルビスのビッグタンクをお持ちなのでしょうか。
下側のフォークブラケットに接触するとのことですね。タンクを後ろにずらして装着するためにはタンクを車体に固定している板状の金具を加工又は特注する必要があるかと思います。
現状を見ないと何とも言えませんが、参考になりましたでしょうか。