麓から見上げる八海山・八ツ峰
越後三山とは 昔は「魚沼三山」と呼ばれていた 新潟県南東部に屹立する 越後駒ケ岳・八海山・中ノ岳を指し、八海山は 山頂部に八ツ峰といわれる岩峰群を持つ急峻な岩山で霊山としてあがめられています。7日朝 雨音で目覚めたけれど 朝食の7時ごろにはあがり、夕方までは大丈夫そうだったので ロープウェー乗場まで
宿のおかみさんに送って頂いた。
降ってはいないけれど 頼りない空模様です。思案されていた男性一人は引き返された模様。私たちはピンポイント天気予報を信じて決行。
山麓駅から山頂駅までの標高差800Mを10分で運んでくれます。
ロープウェーを降り駅舎を出て 正面の真っ赤な鳥居が登山口。左の丸太階段からスタート。
丸太階段を上ったところの遥拝所で
「道中の安全」と「雨が降りませんように」とをお願いして、登山開始です。
4合半 大倉口登山道と合流する。 鐘をよくみかけます
モリアオガエルが生息すると記されている漕池
胎内潜り入口
狭い穴の中 梯子とロープを使って何とか通り抜けました。
この穴を出てきました
急登を行き台地に出たところが 6合目。八海山大神の石碑と女人堂があります。
女人堂は綺麗な小屋でバイオトイレもありました。
ここから先より聖域となるため、昔の女性はここまでしか登ることを許されなかったそうです。
薬師岳(女人堂の前から見る)
梯子や、鎖のついた 急な岩場登りが続き
8合目 薬師岳に到達。 猿田彦命の銅像をはじめ、いろんな像や仏像が立っています。
千本檜小屋に到達すると 雲行が怪しく降りだしそうです。
千本檜小屋と地蔵岳
他に登山者はいないし、八ツ峰へ進むのが不安になりました。
八ツ峰は、最初の地蔵岳から大日岳までに、20近い鎖やハシゴがかけられているので 私たちは 最初から(地蔵から不動までの予定です。)
運よく、登山道を整備されている男性が二人先を行かれていたのを呼び止めて お話をききました。
大丈夫。避難小屋に荷物を置いて空身で登るといいとのアドバイス。軽く休憩して外に出ると空が明るくなっていて安堵。 といっても 登山道は 片側切れ落ち、鎖ありの緊張の連続。
地蔵岳山頂にはお地蔵様
不動岳山頂にはお不動様
お地蔵様、お不動様に導かれて無事に登ることができました。
地蔵岳山頂 から望む越後駒ケ岳
鞍部まで下り不動岳へ鎖の岩場をのぼりかえします。
不動岳から眺める薬師岳と 重なって見える地蔵岳 ・護摩段岩
不動岳山頂眺めるから七曜岳
護摩段岩・地蔵岳(不動岳山頂から)
千本檜小屋~薬師岳~ロープウエー山頂駅までみわたせる。(不動岳山頂から)
地蔵岳(左)~越後駒ケ岳(右〉
千本檜小屋に引き返していると 右手に行くときには気が付かなかった面白い岩が突き出ています。 花立岩
紅葉したイワカガミに花が咲いているのは珍しいのでは!
オニシオガマ
雨にあわなく下山出来たことに感謝します。
紅葉には少し早く、お天気も良くなかったからでしょうか (その割には展望あり)登山道を整備されている男性二人に出会っただけの 静かな山行を楽しみました。
帰りも女将さんに迎えに来てもらい 宿でシャワーを借りてさっぱりしたのち、六日町の駅まで送っていただけたので予定通りの時間に帰ることができました。
その分、自宅に帰宅時は大雨警報がでて土砂降りの中、駅から5~6分歩いただけで下半身ずぶぬれになりました。
昨日の たおやかな姿の巻機山と打って変わった 岩峰群の八海山 どちらも季節を変えて また登りたいとおもう素敵な山でした。