24日、強風と雨で登山が中止となり、2020年にオープンした ウポポイにいきました。 ウポポイはアイヌ語で「おおぜいで歌う」という意味
昔、北海道は蝦夷地(エゾチ)と呼ばれ、アイヌ民族が栄える独自の文化を形成した土地でした。しかし、明治時代に行われた同化政策により、蝦夷地を北海道と改名し日本に取り込むためアイヌ文化を規制する動きが強まったのです。同化政策によってアイヌ文化が受けたダメージは大変深刻なものでした。ひとつの文化を失ってしまうという過ちを繰り返さないためにも、国を挙げて消滅危機にあるアイヌ文化保護への取り組みが行われています。
復興支援のひとつとして行われた施策が、ウポポイの開業です。
カンカン(いざないの回廊)を廻ってチケット売り場へ
博物館の入館待ち1時間の間にポロト湖周りに建つ体験エリアやコタンのチセを見学しました。
コタンでは アイヌの昔のチセ(家屋)が再現されて生活空間を体感できます。
チセの内側は長方形の一間。入って正面に「神窓」神様が出入りする窓と小さな窓が2か所。囲炉裏を囲んでゴザが敷かれ。上座に宝物置き場があります。
初めにアイヌのお話を聞きました
ムックリ(口琴)の演奏
薄く削った竹の弁を糸で引っ張り、口の中で振動させて鳴らす独特な音色で、感情や自然の美しさが伝わってきました
子守歌 板の揺りかごに子供をのせて 揺らしながら歌います
投映に案内され 博物館展示室へ入ります
「カムイとくらす世界」というショートアニメを見て少し アイヌについて学べたかな。
イナウ(祭具の一つ)1本の木から削り出して作る
イクパスイ(儀式で使う祭具)
マキリ(小刀)
イタオマチブ(板綴舟)
木の皮を織って作った伝統的な服
アイヌの木綿衣は切伏や刺繍で様々な模様を施してあり、地域によって文様、手法に違いがあります
運針表
男性の正装
女性の正装
漁撈 狩猟 農耕 採集
マタンブシ(鉢巻)と テクンペ(手甲)
熊つなぎ杭 樺太アイヌが霊送り儀礼で熊をつなぐ杭
アニメ「ゴールデンカムイ」の愛読者は アイヌの世界が良くわかったと
喜んでいました。私は衣装とムックリの演奏が印象にのこりました。