~つれづれに~

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世界遺産:高野山町石道を歩く

2019-09-30 | 日記

9月29日 以前から一度歩いてみたかった道・町石道を歩いて来ました。

南海九度山駅・・真田庵・・慈尊院(180町)・・展望台・・雨引山分岐・・六本杉峠・・古峠・・二ツ鳥居・・笠木峠・・矢立・・大門(6町)・・ 壇上伽藍(1町)

九度山駅から歩き始め 真田庵へ立ち寄って


 

真田地主大権現


【このお寺で、怒った姿の昌幸の霊がたびたび見られるようになりました。そこで大安上人は昌幸の霊をこの地の大権現の神様にして祀ったところ、

穏やかな顔になった昌幸が現れ、そして祀ってもらったお礼にこの地を守ると約束しました。それがこの真田地主大権現です】

慈尊院到着~ここから高野山町石道の始まり

階段右手に建つ卒塔婆石(高さ3m) 百八十町

180から逆に一つ一つ数えながら1まで歩きました

道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3mを超す五輪塔形の石柱が、根本大塔を起点として慈尊院迄180基、弘法大師御廟まで36基たてられている。

その8割以上が鎌倉時代に建立。

丹生管掌府神社

空海が創建した古社で丹生明神と高野明神(狩場明神)をお祀りしています。

狩場明神の従えていた2匹の犬は、空海を高野山へと導いたことから、導き(縁結び)の神さまとして信じられ親しまれている。

陽射しが強く急な坂道を汗を拭きふき、卒塔婆石を一つ一つ数えながら進みます。登って展望台に到着すると九度山・橋本方面の展望が広がり

その向こうに岩湧山・三石山・金剛山・ 右端奥には樹氷で有名な高見山ものぞめました

。まだ166町石!先は長い

高野の山 楊柳山・弁天岳

六本杉峠(136町)

比較的平坦な道が続き・・・

百町石

九十町石・・・やっとこさ半分

 

 袈裟掛石・鞍掛石(潜り石)-石と石の間をくぐると長生きすると言われている

押上石-

【空海の御母公が 結界を越えて入山しょうとしたとき激しい雷雨が火の雨となったと言います。

空海はこの石を押し上げて、御母公をかくまったと伝えられている】

新旧2基立っているところもあります


杉木立の中の薄暗い山道、最後急な階段を上って国道に合流すると目前に大門が見えました

大門

【現在の建物は1705年に再建されました。五間三戸(さんこ)の二階二層門で、高さは25.1メートルあります。左右には金剛力士像(仁王さま)が安置されています。この仁王像は東大寺南大門の仁王像に次ぐ我が国二番目の巨像と云われ、江戸中期に活躍した大仏師である運長と康意の作です。正面には「日々の影向(ようごう)を闕(かか)さずして、処々の遺跡を檢知す」という聯(れん)が掲げられています。この聯は、「お大師さまは毎日御廟から姿を現され、所々を巡ってはわたしたちをお救いくださっている」という意味であり、同行二人信仰を表しています。】

 

 

一町石

コンビニもある普通の街中にも町石は建っています、  一町石は札が無ければ見過ごしそうです

壇上伽藍への入口となる中門の左側木立の中にありました


中門

根本大塔

お大師さま、真然大徳と二代を費やして816年から887年ごろに完成したと伝えられます。お大師さまは、この大塔を法界体性塔とも呼ばれ、真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたので古来、根本大塔と呼んでいます。多宝塔様式としては日本最初のものといわれ、本尊は胎蔵大日如来、周りには金剛界の四仏が取り囲み、16本の柱には堂本印象画伯の筆による十六大菩薩、四隅の壁には密教を伝えた八祖像が描かれ、堂内そのものが立体の曼荼羅として構成されています】

金堂

【平安時代半ばから、高野山の総本堂として重要な役割を果たしてきました。 現在の建物は7度目の再建で、昭和7年(1932年)に完成】

大塔の鐘

 

 

【お大師さまが鋳造を発願され、真然大徳の時代にようやく完成したと伝えられています。火災などで度々鐘楼が焼失し、三度ほど改鋳されました。現在の銅鐘は天文16年(1547年)に完成したもので、直径2.12メートルの大鐘で、日本で四番目に大きな鐘であったことから高野四郎と呼ばれるようになりました。現在でも毎日午前4時、午後1時、午後5時(春季彼岸中日より秋季彼岸中日までは午後6時)、午後9時、午後11時の5回に分けて時刻を高野山内に知らせています

六角経蔵(左)

鳥羽法皇の皇后であった美福門院が、鳥羽法皇の菩提を弔うため、紺紙に金泥で浄写された一切経を納めるために建立された経蔵です

経蔵の基壇(きだん)付近のところに把手がついており、回すことができるようになっています。この部分は回転するようにできており、

一回りすれば一切経を一通り読誦した功徳が得るといわれています

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 曇から雨予報が一転、最初の展望台までは 急上りの上、陽射しが強く先がおもいやられましたが、樹林帯にはいり比較的平坦な道も多く アップダウンの繰り返しで

 22kmを 8時間半  全員元気に歩きとおせました。ゆっくりと こまめに給水を取りながら歩いてくれたリーダーに感謝して帰路につきました。


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