~つれづれに~

♪ 歩くの大好き~山歩きで見た花 庭に咲く花のこと
 布・糸・針も大好き。 手作りのことなど・・・・・ 

「世界遺産」・高野三山・高野七口女人道巡り 

2020-02-13 | 日記

2月8日・摩尼山、楊柳山、転軸山の三山を巡り宿坊体験,

9日・高野七口女人道を和歌山県街道マップを片手に

8日、赤線ルート --9日は青線ルート

8日、スタートはポイント番号 ㉕奥の院バス停前から奥の院参道を進み

大師御廟を取り囲むようにそびえる標高1000m前後の三山をポイント番号に従って、アップダウンを繰り返し、山頂や途中に祀られている祠におまいりしました。

奥の院参道

摩尼峠:お地蔵さんの祠が祀られている

少し急な坂を登って ㉜摩尼山 1004m に到着

≪弘法大師によって「如意宝珠」願いが叶う宝の玉が埋められていると伝えられている

(南海イラストマップより転載)≫

 

山頂の祠に (如意輪観世音菩薩)がまつられている

尾根伝いの平坦な道から木の根にきをつけながら黒河峠まで下り、急な木の階段道を登って楊柳山 到達

「楊柳観世音菩薩」が祀られている

≪楊柳観音は別名「薬王観音」ともいわれ難病を除く菩薩として信仰されてきた

(南海イラストマップより転載)≫

楊柳山 は三山の最高峰で祠の後ろに三角点があります

下って上って黒河道 粉撞(子継)峠

お地蔵さまがまつられている

少し下るとなだらかなすすきの原っぱ、 静かな玉川の水の流れる音に

春の小川のメロディーが聞こえてくるような気持ちのよい景観を楽しみ

また、杉林の坂を上り、 転軸山915mに

≪この山には不動明王の宝剣と経典を埋めたと伝えられていたが、朽ちて金銅製造の残っていたという

逸話がその名の由来といわれている(南海イラストマップより転載)≫

祠に「弥勒菩薩」が祀られている

 

高野山森林公園に下りゴールして 宿坊 不動院へ

マスコットキャラクター”こうやくん”に迎えられ”お部屋に案内されました。

お部屋は広く清潔で、窓からは庭や本堂、深い木立を望む
事ができて良い感じです。洋式トイレ、エアコン、
テレビもあり、wifi完備。普通の旅館とおなじです

(すべてお坊さんがお世話をしてくださいます)

外を見ると 先ほどまではいいお天気だったのに 牡丹雪が舞っています

廊下に置かれていた  仏手柑: 先端が指先のように分かれている

 

お食事は 庫裡(旧書院 安土桃山時代の建築)で頂きます

 

広間で頂く精進料理は、一汁一菜ではありません。 美しい器で見た目も美しく、丁寧に作られた数々の料理をゆったりと
とても美味しくお腹いっぱいになりました。

 

翌朝、目を覚ますと本堂・書院の屋根・あたり一面が真っ白

7時からの朝の勤行に参加しました。

寒くないか!足がしびれないか!心配しましたが

ホットカーペットが敷かれた床に椅子席でした。

荘厳な本堂で聞く読経は清々しく 心が洗われます。

途中で焼香し、終わりに、般若心経を唱えて
(経典はその場で貸して頂けます)

勤行の後にはご住職から弘法大使のお言葉や高野山のお話があり

「今年は特に暖冬で、今朝は高野山に春にやってくる ミソサザイのさえずりが聞こえたとか、

山歩きの安全も祈願しました。と話してくださいました。」

朝の不動院

不動院は一般道から少し奥まったところにあります

 

蓮華谷バス停・成福院摩尼宝塔

9日は青線ルート女人道巡り

高野山は明治の初めまで女性が山内に入ることが禁じられていたので高野山の各入口(高野七口)に女性のための籠り堂がつくられた。 

現存する唯一の”女人堂”不動坂女人堂からスタート 狭くて急な雪のついた山道をアイゼンつけないで慎重に登ると

弁天岳984.5m三等三角点と

高野山嶽の弁財天があります

≪弘法大師が大和の天河弁天社より勧請した弁財天であると伝えられている≫

(南海イラストマップより転載)

根本大塔の屋根や北側には九度山町方面、

真正面に見える山はおそらく岩湧山!などと展望を楽しんだ後

次々と続く鳥居をくぐって 大門口女人堂跡を見て大門登山口に下山

大門:高野山町石道との接点

マイナス2.9度

道路を渡って助けの地蔵・・・⑰相の浦口女人堂跡・・・ 

・・・ビューポイントで振り返ってみると先ほど登った弁天岳と根本大塔の屋根が望めます

景色を楽しみ

各々持参の暖かい飲みものとお菓子でティータイム

風は無く 陽射しをあびて暖かでした。この後すこしして雪になるなんて!

・・・・・・

・・・轆轤峠 熊野参詣道小辺路と合流

円通律寺の分岐で小辺路と別れ、緩やかに下って木の橋を渡ると円通律寺

「円通律寺は高野山の修行道場につき、拝観できません」と立て札があります

反対方向へ参道を歩き再び女人道へ。

高野七口巡りの最後の1つ、”大峰口女人堂跡”がありました。でも跡地の看板は割れてしまっていて、説明書きが読めませんでした。

・・・東口の立て札には

「大和口又は大峰口とも呼ばれ、吉野より大峰山、洞川、天川を通り

高野山へとつながる修験道の道で

弘法大師が高野山へと初めてはいったのもこの道です」とかかれています

・・・

広場に出て前に中ノ橋の立体駐車場を見てとゴールです。

この日は晴れ、曇り、雪、晴れとコロコロ変わる空模様でしたが

自然豊かに昔の面影の残る道の歴史を感じながら歩きました。

山中で 小鳥のさえずりが聞こえて 

”ミソサザイ”では!?

スズメより小さな体で 大きき綺麗な声で

長くさえずるっておお聞きしたね などと話しながら

ご祈願のおかげで 全員無事に歩きとおせました。 

初めての宿坊も体験できた いつもと違う山行が楽しむことができ

ありがとうございました 

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