特別公開中の聚光院と黄梅院に行ってきました
聚光院
ここより内は撮影禁止
創建時の姿が残る本堂で
京都国立博物館に寄託していた狩野永徳とその父、松栄による本堂障壁画46面(全て国宝)が5年半ぶりに里帰りし一挙公開されています
ツアー形式のグループ拝観。狩野親子の作風、特徴、画の構成などの説明を聞きながら拝見します。
撮影禁止なのでパンフレットの写真です
本堂
・・次は、永徳が下絵を描き、利休が整えたとも言われてる方丈庭園「百積庭」
今も毎月28日に、利休忌の法要と月釜の茶会が催されています
博物館で見るのと違い、落ち着いてしっとりとした感じで見ることが出来ました
また、2013年の書院落慶に合わせ奉納された、千住博画伯の障壁画『滝』が公開されています。
構想から完成まで 16年間費やされた「滝」は
鮮やかな群青に真白に浮かび上がる壮観な画です
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大徳寺山門「金毛閣」
千利休によって大徳寺の三門は、楼閣・金毛閣に造替され、
利休モデルの木像を楼上に安置させて下さいと、寺から提案があったので、利休は戸惑いながらも受け入れたのです。
ところが、山門の上に、雪駄履きの像を立てるとはなにごとかと、そこはわしも通るのだぞと、
秀吉の怒りに触れ、千利休の切腹の原因となった。
「大徳寺勅使門」(重要文化財)
黄梅院も撮影禁止です。受付の前庭は撮影OK
加藤清正寄進の鐘楼
庫裏
こちらは予約なしで 自由に参観できます。
各所に案内の方がおられて詳しく説明があるのがうれしいです。
障壁画は雪舟を手本とした雲谷等顔の襖絵44面(重要文化財・複製)もすばらしく
池泉回遊式のお庭の説明になるほど!と納得。
庫裏の天井が高いのにおどろきました。
お茶室前の万両、ツワブキ
グラデーションに色付いた紅葉も真っ赤に劣らず綺麗で
緑の苔の上に3~4枚落ちた真っ赤な葉のコントラストが美しかった。
縁側や渡り廊下の椅子に腰掛けて庭を観賞。心が落ち着く贅沢なひと時をすごせました。