勅使門を真っ直ぐ東に向かうと南禅寺のシンボル的存在の三門が見えて来ます。













禅宗寺院の七堂伽藍のひとつで現在の三門は藤堂高虎が寛永5年(1628)に"大阪夏の陣"の戦死者の菩提を弔う為に再建された建物です。
京都の三門、山門では唯一、常時公開されています。


南側の山廊の急な階段を登ると絶景が待っています。
上の写真は先程拝観した天授庵です。




歌舞伎「楼門五三の桐」で石川五右衛門の"絶景かな"の台詞を思います。
歌舞伎は創作なので、この山門が出来た時期と石川五右衛門が生きた時期とは一致しません。


内部には宝冠釈迦如来坐像をご本尊に脇士に月蓋長者、善財童子、左右には十六羅漢像が安置されています。
天井の鳳凰、天人の極彩色の絵は狩野探幽、土佐徳悦の筆によるものです。
(内部には入堂は出来ません。また、内部が見れるようになっていますが撮影禁止です。
写真はネットからの転載です。)

以前には無かった山門の御朱印も"新発売"されていました。