11月15日の午後は嵐山にある世界文化遺産にも登録されている天龍寺へと来ました。
長辻通を北に向かい、西に折れると天龍寺の勅使門があります。
長辻通を北に向かい、西に折れると天龍寺の勅使門があります。
天龍寺の歴史は暦応2年(1339)に奈良吉野で崩御された後醍醐天皇の菩提を弔うために足利尊氏が夢窓疎石の勧めにより創建した禅寺です。
庫裏の横にある庭園参拝受付で拝観料を払い境内へ。
庫裏のすぐ西には大方丈があり、お釈迦さまがお祀りされています。
天龍寺を有名にしている曹源池庭園で国の史跡・特別名勝庭園の第1号となった庭園です。
天龍寺開山の夢窓疎石による作庭です。
庭園の背後にある嵐山、亀山・小倉山、愛宕山を借景にした池泉回遊式庭園です。
特に庭園中央にある石組は「龍門爆」と言われる石組で、中国の故事"鯉は滝を登り龍となる"を表現しています。
「鯉魚石(りぎょせき)」と言われる立石は滝を登る鯉を表現しています。
借景といい、石組といい室町時代を代表する庭園です。
庭園には小紫式部や秋明菊など季節の花々が植えられています。
天龍寺の法堂です。
京都に残る他の法堂とは建築物が違うのは「選佛場」の額が示すように修行道場の建物を移築した為です。
天龍寺は"禁門の変"で敗れた長州藩の屯場となっていた為、薩摩藩により焼かれてしまいます。
唯一、残った建物が「選佛場」でした。
内部の天井には平成9年に奉納された加山又造画伯による「八方睨みの龍」が描かれています。
次に塔頭のひとつ「宝厳院」へと向かいます。
(堂内の写真はネットからお借りしました。)