11月15日の拝観は"くろ谷さん"と通称名で言われることが多い金戒光明寺からです。
左脇壇には獅子に乗られた文殊菩薩が渡海形式でお祀りされています。
金戒光明寺は浄土宗七大本山のひとつで幕末期に松平容保率いる会津藩が本陣を構え、また、新選組誕生の地でもあります。
高台にあり、周りを石垣に囲まれているのでまるで城郭の中にあるようなお寺です。
受付をし、先ずは法然上人75才の御影をお祀りしている御影堂にお詣りします。
左脇壇には獅子に乗られた文殊菩薩が渡海形式でお祀りされています。
運慶作と伝わります。
右脇壇には奈良時代に遣唐使として渡海した吉備真備の難を救ったと言う「吉備観音」(重文)がお祀りされています。
その後、方丈で復元された松平容保と、後に新選組の幹部となる近藤勇らとの対面の部屋や"虎の間"を、見学し、庭園に出ます。
「方丈北庭」です。
池泉回遊式庭園で見頃を迎えた紅葉を眺めながら巡ります。
更に奥には近年に作庭された「ご縁の庭」があり、お笑い芸人"麒麟"の川島さんが植彌加藤造営の庭師の方と一緒に作庭された庭です。
最後は「紫雲の庭」です。
法然上人のご生涯と浄土宗の広がりを枯山水庭園で表現した庭園です。
庭園は春と秋だけの公開ですが、いつもよく手入れされています。