南禅寺境内を通る水路閣(疏水分線)のさらに上に南禅院があります。
南禅院は亀山天皇が造営された離宮の跡で正応2年(1289)こちらの離宮で出家され法皇となられました。
その後、離宮を寄進され大明国師(無観普門)を開山に迎え禅寺とされ、南禅寺発祥の地となりました。
方丈中央には南北朝時代の作の亀山法皇御木像(重文)が安置されています。
襖絵は狩野常信と子の如川、随川の筆による水墨画です。
方丈から見た庭園も趣きがあります。
亀山法皇の御遺言で御遺骨が分骨されています。
庭園は国の史跡及び名勝に指定されている亀山法皇遺愛の庭園で、地中に心字池を浮かべた鎌倉時代を代表する庭園です。
お寺では亀山法皇の作庭としていますが、天龍寺曹源池庭園や西芳寺(苔寺)などを作庭した夢窓疎石の作との説もあります。
書置きですが南禅院の御朱印を授与して頂きました。
(今まで、御朱印をされているのを知りませんでした。最近に始められたのでしょうか?)
次に久しぶりに南禅寺三門に登りました。