京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

食堂デイズ②デイズ特製炭焼きハンバーグ定食

2021年11月06日 09時24分00秒 | 日記
 午前中、京都アスニーで源融が造営した「河原院」についての特別講演会があり、京都パスで四条河原町まで来ました。

お昼にやって来たのは「食堂デイズ」です。







以前に西本願寺の斜め向かいで「西洋酒樓 六堀」で料理長をされていた清水正さんのお店です。

今回はオムライスではなく「デイズ特製炭焼きハンバーグ定食」を頂きました。








ワンプレートに盛られた料理には"定食"に相応しい漬物やかぼちゃ、安納芋などが彩りを添えています。

メインのハンバーグは地元産京都牛と豚の合挽きミンチで"肉肉しさ"と"柔らかさ"が絶妙なバランスです。

"牛脂"を入れたハンバーグのように切った時に肉汁はでませんがジューシーで肉の旨味がたっぷりと楽しめます。

半分はデミグラスで、残り半分は添えられている温泉たまごを絡めて頂きました。

肉の旨みは薄まりますが、ハンバーグがよりマイルドルになり、スプーンで頂くとスープのようです。



ご覧の通り、デミまで美味しく頂きました。
最近は油分の多い肉料理は敬遠ぎみですが全く抵抗なく頂きました。

狭い店ですが、お昼のランチタイムには人気のオムライスを求めて若者で店内が埋まります。

行かれる際には予約が必要です。





カウンターに洋酒が並んでいますが、夜の営業はアラカルト料理が楽しめる洋風居酒屋になります。

一度、夜に行きたいものです。





今年の「あまから手帖」3月号に紹介されています。


冷泉家-京都非公開文化財特別公開①-

2021年11月06日 07時29分00秒 | 日記
 11月3日は京都御苑の北に位置する冷泉家を見学しました。

冷泉家は藤原俊成・定家父子を遠祖とする「和歌の宗家」です。

定家の孫・為相(ためすけ)を初代に約800年間にわたり伝統を維持されている家です。

住宅は現存する最古の公家住宅として昭和57年に国の重要文化財に指定されています。





今出川通に面した表門です。
屋根には阿吽の玄武の留蓋瓦が向かい合っています。

拝観コースは先ずは西側にある台所へ。





禅宗寺院の庫裏に似ています。
土間の正面上方には「しゃがま」と言われる藁束が釣り下げられています。

祇園祭の長刀鉾に使われたもので、この2年間は巡行が無かったので一昨年のものだそうです。

次に立蔀(たてじとみ)と式台です。
昔は表門が開けられていた為に、目隠しになる様に建てられたのが立蔀です。



玄関はふたりあり、ひとつは内玄関です。
主に日常に使われる玄関で通常(?)の来客や家族の出入り口です。

もう一方の大玄関は式台を備え、当主や貴客の為の出入り口です。





座敷棟の前には「左近の梅、右近の橘」があります。
まだ国風化する以前の姿で中国の古制によるものです。





御文庫です。
冷泉家伝来の貴重な典籍や古文書を保管しているところです。
幕末の天明の大火にも耐えた御文庫です。
この中に「古今和歌集」、「後撰和歌集」、「拾遺愚草」などの国宝5件、重要文化財48件が保管されていると思うと冷泉家の歴代ご当主のご苦労を思います。

冷泉家では、信仰の対象になっています。







正月の御文庫参拝に始まり、歌会始、乞巧奠(きっこうてん)など「和歌の宗家」の年中行事が今も変わらず行われています。

敷地内は撮影禁止なのでネットから転載させて頂きました。