京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

ブリトー専門店「ケパサ」

2023年10月16日 08時43分00秒 | 日記
 10月5日のお昼は にある京都唯一のブリトー専門店「ケパサ」へ。





場所は四条通柳馬場を下り西側のビルの1階です。

京都にメキシコ料理店があるのは全く知りませんでしたが、パークハイアット京都のKYOTO BISTRO とのコラボがあり、そこで出会ったのが"ケパサ"のメキシカンでした。

その時の美味しさをもう一度味わいたくなり、こちらにランチに来ました。

店主の黒川さんは東京に出張中で、残念ながらお会い出来ませんでした。







メニューで迷いましたが、やはりブリトーで具材はミートのレギュラーサイズを注文しました。





生地には焦げ目が付いてもちろん感があり、中の具材とのハーモニーが美味しいです。
レギュラーサイズでもかなりのボリューム感があります。
(ハンバーガー2個分くらいのボリューム感です。)

サルサ?ソースが"追いソース"として置かれていますが、辛くはなく生地や具材の美味しさを引き立てる役割の感じです。
もっと辛さがあった方がいいと思います。

お店の方にお聞きすると女性でもさらに大きいビックサイズを注文しる強者の方もいるそうです。







狭い店内なので、昼食時には行列が出来ています。

それに、外国人の方が多いのも特色のひとつですね。



真如堂(真正極楽寺)

2023年10月15日 10時06分00秒 | 日記
 真如堂(通称名)は正式には鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺で比叡山延暦寺を本山とする天台宗寺院です。







朱色の山門からの参道が何とも言えない風情を感じます。

四季を通じて素晴らしい光景を見せてくれる"お気に入りのお寺"のひとつです。
本堂前には"秋の七草"のひとつ藤袴が鉢植えでふたつ置かれています。







境内地は広く、約1万2千坪を誇り、重文指定の本堂をはじめ総門や元三大師堂、鐘楼堂、三重塔が立ち並んでいます。









余り知られていませんが、三重塔の隣りには地蔵堂があり、鎌倉地蔵がお祀りされまた、"殺生石"が置かれています。
ご由緒については駒札をご覧下さい。







元三大師堂です。

前に置かれている石燈籠は琵琶湖疏水の主任技師を務めた田邊朔郎博士の寄進によるものです。





真如堂から数百m北に住まいしていた関係からでしょうか?
近くには田邊家の中で朔郎の書斎だった「百石斎」だけが残され登録有形文化財に指定されています。

真如堂は今では珍しく、本堂内は無料で入堂する事が出来ます。

ご本尊は秘仏で毎年11月15日だけご開張されます。









ご本尊は阿弥陀如来立像で慈覚大師円仁作と伝えられ、不動明王坐坐像は陰陽師として知られた安倍晴明の念持仏と言われています。

三仏がお祀りされている須弥壇(宮殿)の扉には三つ葉が入り、徳川五代将軍綱吉公と桂昌院による寄進です。









この日は久しぶりに庭園を観賞しました。

真如堂にはふたつの庭園があり、ひとつは曽根三郎氏により1988年に作庭された「涅槃の庭」

背後の大文字山を借景に、お釈迦さまの涅槃の様子を景石で表現されています。







もうひとつの庭園は2010年に重森三玲のお孫さん千青氏により作庭された「随縁の庭」です。
背後の仏堂にある蟇股にある真如堂の檀家・三井家の家紋にちなんで、四つ目の意匠を取り入れた庭園です。

庭園名にある「随縁」とは事象が縁に因って様々な現れ方をする事を言うのだそうです。















岡崎神社 東天王

2023年10月14日 06時35分00秒 | 日記
10月3日の午後は岡崎神社を参拝しました。







ご祭神は素戔嗚命・櫛稲田姫命・八柱御子神で八坂神社と同じです。

地元の産土神として子授け・安産・縁結びの神さまとして信仰されています。







延暦13年(794)平安遷都の際に、王城守護の為に平安京の四方に建立された社のひとつで、都の東に鎮座されている事から「東天王」と称されています。







境内にうさぎの石造物が多いのは、この一帯がうさぎの生息地であった事から、うさぎは神さまの使いとされているからです。

また、うさぎは多産である事から子授けの神さまとして信仰されて来ました。





今年は卯年の為に、お正月から大変な数の参拝者があり、ご本殿前にはお詣りの長蛇の列が出来ていました。

次に大好きお寺のひとつ、真如堂へと向かいます。




ホテルオークラ京都 岡崎別邸

2023年10月11日 07時22分00秒 | 日記
 10月3日は、京都岡崎に昨年2022年1月20日に開業されたホテルオークラ京都岡崎別邸に来ました。







この土地は東本願寺岡崎別院の所有者で、その一部を長期貸借する形でのホテル運営です。

岡崎別院は現在も改修工事中で中に立ち入る事は出来ません。
完成時期も未定だそうです。









ホテルはスイートルーム8室を含む全60室の規模のスモールラグジュアリーホテルです。

"大人の隠れ家"的な存在のホテルで館内には現代作家のアート作品が多く飾られるなど"神時代の京の美意識"を感じさせる館内となっています。













客室の入口には"茶筒"の名店・開化堂制作のルームナンバーのプレートが架けられています。












スタンダードツイン。
北側のテラスからは"黒谷さん"と通称される浄土宗の本山のひとつ"金戒光明寺"の山門が遠望出来ます。

エレベーターの壁面にも節が美しい竹細工が施されています。







こちらは8室あるスイートルームのひとつです。
約90㎡あり、余裕を感じます。







館内ツアーを終えて「ヌーベル・エポック」でのフレンチコースを頂きます。









最初に総料理長の山下亮一氏から挨拶と今日のコースの説明があり、いよいよコースの始まりです。













本番フランスで数店の有名店やホテルオークラ東京で経験を積まれて来ているだけに、どの料理も味や食材、器の選択、盛り付けに洗練されたものを感じます。

デセールが2品あり、女性客には嬉しい内容です。

レストランはこちらのフレンス料理とラウンジしかありませんが、こちらのフレンチだけで充分に満足する内容です。

近くには岡崎神社や黒谷さん(金戒光明寺)、真如堂が徒歩圏内にあり、今まで"ホテル平安の森京都"しかなかったエリアだけにバリエーションが増えました。

次に直ぐ東側にある岡崎神社にお詣りします。





京都梅小路公園「朱雀の庭」の藤袴(フジバカマ)

2023年10月10日 06時18分00秒 | 日記
 9月26日は、デュシタニ京都の館内ツアーとタイ料理を頂き、その後梅小路公園内にある「朱雀の庭」で開催されている「藤袴と和の花」展に行って来ました。









9月は異例の暑さが続き、本来なら終わっている百日紅の花がまだ元気に咲いていました。

平安遷都1100年を記念事業として作られたのが平安神宮を中心とする岡崎地区の開発でした。

その100年後の遷都1200年を記念して作られたのが梅小路公園です。
現在、公園の中核となっている京都水族館や鉄道博物館はまだ有りませんでした。

京都1200年の庭園技術の全てを駆使して作庭されたのが「朱雀の庭」です。

設計は吉田昌弘氏、作庭は植芳造園さんが主に担当されました。

お二人はこちらの作庭で1996年に「日本造園学会賞作品部門」を受賞されています。







このエリアには平安時代の末期に平清盛の邸宅があり「西三条第跡」の石碑が建立されています。







州浜あり、遣水あり、築山あり、池泉あり、、、日本庭園のいいところ取りの様な庭園ですが、見応えのある素晴らしい庭園です。











"秋の七草"のひとつに数えられる藤袴ですが、万葉の昔から和歌に読まれているように日本人には親しみ深い植物です。

2007年8月には環境省のレッドデータブックには準絶滅危惧種に指定されるなど自生種が激減しています。
河川の改修工事が主な原因と言われています。





近年では西国三十三所観音巡礼の札所でもある革堂(行願寺)や真如堂をはじめとしたお寺も藤袴の栽培に力を入れられています。

「朱雀の庭」に展示されている鉢植えの藤袴は円山公園の北側にある公益財団法人"京都都市緑化協会"内で育てられた藤袴です。

多くのお寺や町の人達の尽力で、多くの場所で目にする機会が増えて来たのは嬉しい限りですね。







萩の花との共演も楽しめ、長かった夏の終わりを感じます。