「花鳥と親しむ会」仲間のOさんより 珍しい鳥が奈良に飛来との情報をもらい 偵察に出かけました。
場所は金魚の町として知られる大和郡山市で 目的の鳥とは「コウノトリ」なのです。
教えられた池に到着すると カモ等の水鳥は確認されましたが 目的の鳥は見当たりません。
そこで近くの金魚養殖池を散策していると 遠くから大きめの鳥が飛んで来るのを発見!
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間違いなく「コウノトリ」で 大興奮! あまり上手く撮れないうちにどこかへ行ってしまいました。
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この近辺には金魚の養殖池が多く 水飲み場としても餌場としても コウノトリには絶好の環境なのです。
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また近くには こんな森(古墳)もあり きっと「ねぐら」にしているのではないでしょうか?
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その後 Oさんから教えられた池に戻ってみると 先程見かけたあの鳥らしい姿を確認!
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この鳥達は 兵庫県北部豊岡市の「コウノトリの郷公園」で生まれ 全国各地から野生復帰のために放鳥されたもので
足環の色の組み合わせにより個々の鳥が識別されるようになっているようです。
放鳥は2005年より始まり少しずつ増えてはいるようですが 日本国内での生息数は100羽にも満たない貴重な鳥なのです。
足環カタログによると 1羽は2016年生まれで豊岡市より放鳥 もう1羽は2015年生まれで千葉県野田市より放鳥
された個体のようで いずれもメスでまだ幼鳥なのです。(3年で成鳥になる)
ちなみに Oさんからいただいた写真はこんな感じで さすがに綺麗に撮れています。
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ネットで調べてみると 豊岡放鳥の個体は昨年12月より郡山の金魚池で確認されており 年が明けてから千葉放鳥の
個体が合流したようです。
千葉から 生まれ故郷の豊岡に帰る途中で寄り道したのでしょうか?
随分遠くから飛来してきたように思いますが コウノトリは月1,000km程は移動できるとのことで納得!
昨シーズンは奈良の別の場所(帯解)に飛来し2カ月ほど滞在したようですが これからも毎年奈良に来てほしいものです。