奈良で人気のハイキングコースとして 訪れる人を神話や古代ロマンの世界へいざなう「山の辺の道」があります。
中でも 桜井~天理間は 古社寺 古墳 万葉歌碑等が多く存在し魅力的なのですが 約16kmあり一度に歩くのは結構大変なのです。
そこで小分け歩きしていますが 前回(今年6月)は桜井の大神神社周辺を少し歩きましたので 今回は天理の長岳寺を起点に桜井方面へ!
スタートしてすぐのところに 「崇神天皇陵」があります。
全長約242mの前方後円墳で 周囲に濠がめぐらされていますが 天皇陵としては最も古いものらしいです。
山の辺の道は その大部分が東海自然歩道に指定されており 要所要所に道標が設置されているので地図が無くとも迷うことはありません。
また 桜井~天理間のコースには「歌碑」も多く設置され 道中には38基も存在するそうです。
また 道端には畑が多く 地元で取れた野菜や果物の即売所も所々に設置されています。
こちらは 古くから日本に自生し「古事記」や「日本書紀」にも記載がある「橘(たちばな)」で みかんの先祖と言われています。
一説には 天皇の命を受けた「田道間守(たじまもり)」が中国南部より持ち帰ったとの説もあります。
色付きの残る山々の麓に田園が広がる のどかな景観を楽しみながら 良く整備された道を歩きます。
遠くには 大和三山(耳成山 畝傍山 天香久山)も見えています。
「景行天皇陵」に到着しました。
全長約300m 周囲約1kmに濠をめぐらせた堂々たる前方後円墳です。
ここから スタート地点に引き返しましたが 軒先に柿を吊るした 懐かしい風景にも遭遇!
おみやげに 前回購入して気に入った「三輪素麺のふし」と当地で栽培された「温州みかん」をゲットしました。
みかんは大変甘く美味しいものでした 天理観光農園では「みかん狩り」も出来るようですので 次回は是非とも・・・
今回の「山の辺の道歩き」は ごく一部の散策に終わりましたが 古代遺跡も垣間見 良いハイキングでした。
道中の景色にも癒され 次の機会には他の部分を歩き いずれは全行程を完歩したいと思います。