夏至が過ぎ本格的な夏に向かうこの季節 楽しみにしている植物があります。
それは「ハンゲショウ」で 花弁のない花の存在を虫たちに知らせるために 花際の葉がお化粧をしたように白く変化するのです。
そこで この植物が見られる「けいはんな記念公園」に出向きました。
園内には二ヶ所の群生地があり ひとつは田植えの終わった棚田の脇で ここは日当たりが良いので色付きが早いようです。
近づくとこんな感じで 白く変化した葉の横から ツクシのような顔を出しているのが花です。
もうひとつの群生地は 芽ぶきの森最奥の池の畔の湿地帯にあります。
こちらも 良い感じに色付きが進んでいます。
ここ数年は 毎年ハンゲショウを訪ねてこの公園を訪れていますが 今年も群生が見られて良かったです。
漢字では この季節の呼び名から採った「半夏生」とか 半分だけ白粉を塗ったように見えることから「半化粧」と書かれます。
尚 白くなった葉は 7月中旬頃から化粧を落として 緑色に戻っていきます。