最後は摩庭祥子です~。
祥子は諒人のクラスメイトで家はお金持ちのお嬢様。諒人たちと比べて容姿の発育は遅く所謂ロリ系ヒロインですね。エデン(ラビリンス)を作りだした張本人です。
普段あまり感情を表に出すことはなく、独特の感性を持っていますが、話してみると結構気さくで、「おーす」と挨拶してきたりノリが良いところがあります。
病で伏せている母親の看病をずっとやってきたせいか家事は一通りできる模様。料理の腕前も結構なもので気配りも出来、普段の様子のイメージとは違いヒロインの中では1番女子力が高いと感じました。これで巨乳だったら(ry
飼育部に入っている通り、動物は全般的に好き。特に兎が好きでいつも兎のヌイグルミを持ち歩いています。動物園ではアルカパが気に入った様子ですがw あと、ひまわりも好きなようです。
祥子編は、一言で言うなら“物語の終わり”ですね。他の3人のシナリオも全て内包されつつ、残された謎も解き明かされるお話になっています。
たぶん祥子編は作品の根幹に繋がる話になるんだろうなと思って私は最後にしたんですが・・・最初から攻略できるんですかね?とにかく、他のヒロインの物語まで語られるので、最後にプレイした方が良いのは間違いないですねw
第三章では、これまであまり感情の変化がなかった祥子が諒人の前では少しずつ色んな表情を見せるようになり、最後までグループに拘っていた彼女がグループの解散を受け入れ、諒人と恋人同士になります。
まったく隙を見せない文音さんは無理でしたが、美羽の考えていることをズバリ当てた推理力は凄いですね。普通、美羽みたいな思考には至らないですよw みさきのことについでもある程度は察しがついていたみたいですし。あと、ラストで分かることですけど、諒人についても。
つか、祥子編の第三章は伏線が張られていたこと以外は、基本的に祥子とイチャイチャしてただけのような気がしないでもないですねw 実はヒロインの中で1番女子力が高いってことが分かりましたし、可愛かったですな!
幕間はやはりHシーン満載でしたが、第四章に向けての伏線張りは他のヒロインに比べて多かったですね。ただ、ギャグがほとんどないこの作品で1番笑ったシーンはありました。“ハンカチがパンツ事件”ですねw 拭く前に気付けよwww ここだけは思わずふきだしてしまったw
第四章では怒涛というか・・・これまでの伏線が一気に回収されます。
祥子の男嫌いの真相、幼い頃に諒人たちが見たという“祥子の殺人現場”の真相を始め、祥子の両親のこと、エデン(ラビリンス)のほころびのこと、エデン(ラビリンス)のこと・・・要はまとめですね。
祥子が死体の顔を潰していたという現場は殺人の現場ではなく“遺体損壊”であり、殺人だと思っていたのは諒人ただ一人でした。祥子が発見した時点で男性は死んでおり、彼女が顔を潰したのは母親の中にある物語が原因でした。
祥子の父親は既に他界しており、病に伏せている母親は自分の夫のことをそれはもう虚構と言えるほどに聖人君子な男性だったと祥子によく語っていました。祥子はその母親の話を最初は真に受けて母親同様に父親のことを尊敬していましたが、ある日父親の書斎で“あるもの”を見つけ(父親が異常な性欲を持つ男であることを証明するもの)、それ以降、母親の語る父親の姿は虚構の物語の中であると思うようになります。祥子の男嫌いは暴行未遂事件がキッカケではなく父親でした。
それでも大好きな母親を元気づけようと彼女が愛する男性・・・“愛する夫”を用意することを思いつきます。それが、遺体損壊の件に繋がっているわけです。つまり顔を潰して加工して夫に見せかけ母親を元気づける・・・祥子の現場を見たときに美羽が思ったことも異常ですけど、祥子の方がかなり壊れてますよね。結構怖いですw
全ての真実を話した祥子は、自分がどうしてエデンを作ったのかに気付き、それと同時にエデンを崩壊させる“ほころび”が何であるかにも気付き、それをグループ全員に聞かせます。プロローグにて子どもが何かを怖がったような顔で走っていくのを諒人が見掛けていますが、その子どもが見たものは祥子の家にある“死体”であり、それを見た子どもが警察に通報し、警察が来たことに気付いた祥子は少しでも母親と一緒にいるためにエデンを作りだし、そして、仲が良かったグループの皆を引き寄せた・・・それがエデンの真相であり、ほころびの原因でした。“ほころび”とは警察のことですね。他の皆が来たのも単に“居場所がなかったから”ではなく“祥子が望んだから”とも言えるわけです。
皆に真相を話して間も無く、エデン(ラビリンス)の崩壊が始まり、皆で脱出することになりますが、最後まで頑なに拒否し続けたのは文音でした。交通事故に遭って植物状態になっていると思い込んでいる文音に対し、“交通事故に遭ったというだけで麻由紀と同じ状態になっているとは限らない。麻由紀の介護を続けていた本当の理由がそうしていればいつか目を覚ますかもしれないと思っていたのなら、私たちもあーやが目を覚ますまでお見舞いに行くから”と言い、文音も祥子を信じてようやく脱出します。
そして、現実世界に戻ってすぐ、諒人はすぐ祥子の元へ駆けつけますが、既に警察が家の中に踏み込んでおり・・・そこで見たものはエデンのときとはまったく違ったものでした。死体は祥子が顔を潰した男性ではなく・・・母親でした。祥子は母親が死んで3年間、死体と一緒に過ごしていたのです。それが祥子の隠していた本当の物語でした。
終章では、残された謎である諒人の持つ“他人の感情の色が分かる能力”について語られています。
現実世界に戻ると逮捕された祥子ですが、事件性なしと判断され、更に未成年であることや家庭事情も考慮されてかなり軽い処分となり、これまで通り学園に通えるようになりました。
交通事故に遭い意識不明になっている文音は戻ってきた祥子の声を聞いて目をさまし、みさきの兄に関してもグループメンバー全員が見届ける中決着が付き、ヒロインの問題は全て解決。そして、それはグループの本当の解散を意味していました。個別では仲良しだけど、グループとしては行動しないってことですね。
残された問題は諒人。祥子は諒人がこれ以上虚構を続けないよう真実を言うことにします。諒人の持つ能力は色で相手の感情が分かる・・・というものでしたが、“そう見える”というだけで、実際は諒人自身が相手の感情を読み取っていただけにすぎませんでした。祥子のように。こうなった理由は、祥子の遺体損壊事件(諒人は殺人だと思っていましたが)が起点となり、両親の死も重なったことで、人の気持ちが理解できていたなら悲劇も食い止められていたのではないか・・・という後悔から諒人が作りだした虚構の能力でした。
そしてもう1つ、諒人はずっと両親の死について何か意味があるのではないか、そうでなければ犬死にになってしまうと考えていました。彼が見出した両親の死の意味とは、“母さんは最期には父さんを受け入れた。死の間際でとうとう二人は和解した”。そうやって両親の死に意味を見出すことで諒人は自分を保っていたのです。当時、その結論に達した諒人は祥子に嬉しそうに話をしましたが、その異常性を感じ取った祥子が他の人には話さないように言い、諒人はそれまでずっとそれを封印してきました。
祥子から“両親の死はただの犬死にだった”ということも告げられ(母親が父親を受け入れたように見えたのは焼けて水分を失ったことによる筋肉の収縮だった)、それを聞いた諒人はこれまで目を背けていた両親の死を悲しみ、現実を受け入れました。こうして、最後の物語も終わりを迎えます。
エピローグとしてはやや物さみしい感じではありましたが、全員の問題も無事解決してますし、これからは普通の日常生活を送れるのでしょう。まぁ他のヒロインについては随分急ぎ足でしたけどw
祥子のHシーンは6回。まぁロリ体形の貧乳なので興味はありませんでしたが・・・シーン自体はなかなかエロかったと思います。ツインテールですし、これでロリ巨乳だったら最高だったのに(爆) ぁ、そういえば唯一のお漏らしシーンがありましたね。他のヒロインでも欲しか(ry
一般CGですと・・・うーん、HCGになっちゃうかもしれないけど、水着エプロン姿が良かったかなw あとはやっぱり、ひまわり畑と星空のシーンかな~。
さて、これで「夏の色のノスタルジア」は終了です。
シリアス系ストーリーなので個別ルートは5時間程度かかります。そこそこのボリュームはありますね。ギャグはほとんどありません。笑える要素といったら祥子編のハンカチパンツくらいかなw 幕間にHシーンが一気に消化されるのはどのヒロインも共通でした。伏線もちゃんと回収されていますし、物語としては結構面白かったと思います。最後まで楽しめました。
ただ、共通ルートである第一章~第二章に関してはやや不気味さが漂い、ホラーチックな要素や猟奇的な要素があるので、そういったものが苦手な人は少々覚悟が必要かも。ホラー的な要素としては、やっぱ文音編の麻由紀ですかね~。机の下から出てきたときはマジで怖かったw あのCGは強烈すぎるwww 1番印象に残ったシーンになってしまったw アレはトラウマになるよwww
それぞれのヒロインの抱える問題もちょっと特殊すぎるというか、かなり異常な部分はあります。文音やみさきは理解できますが、美羽や祥子は異常すぎるw 普通あんな思考にはならんw まぁシリアスではあるけど、最後はどれもハッピーエンドになるので、それは良かったと思いますね。終わりよければ全てヨシ!ですw
Hシーンに関しては、シリアス系な割に結構エロくて個人的には気に入っております。特に文音さんw あのおっぱいはやはり伊達ではなかったwww あと、みさきのHシーンも良かったなぁ~。・・・うん、巨乳が好きですから(ぁ
ヒロインに関しては普段の様子は普通に良いと思うんですが、文音さんのヤンデレっぽい一面や、美羽の冷酷な部分や祥子の壊れっぷりなどがあり、可愛いとは言いづらい雰囲気がありますw みさきが1番まともですねw
でもまぁ・・・やっぱ文音さんが1番だなぁ~。元々の性格は優しくておっとり癒し系のお姉さんですし。あの怖い一面も良い刺激になるといいますかw 何よりおっぱ(ry
そんなわけで・・・次からは2月発売タイトルになります。先ずはコンシューマに移植したアレになるんじゃないかなぁと思います。