こうふ取材日記

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歴史ある名菓「月の雫」

2014年12月24日 | 親子だるまくん

GO!GO!親子だるまくんが行く!!


今回も甲府のおすすめの逸品を親子だるまくんが紹介します!!

甲州名菓である『月の雫』について『月の雫保存会会長の清水さんにお話を伺いました。

清水さん:『月の雫』は約300年の歴史がある、昔から多くの方々に愛されている名菓なんですよ

親だるま:『月の雫』って知ってるかな

子だるま:食べたことはないけど、知ってるよ。

親だるま:食べたことないのかすっごく美味しいんだぞしかも、期間限定だからいつでも食べられる訳ではないんだぞ

子だるま:そうなんだぁ。いつ食べられるの

清水さん:9月初旬~2月初旬の限定生産なんですよ。生の葡萄をそのまま使っているからね。

一説ではその昔、甲府の老舗の和菓子屋さんが砂糖蜜を練っている時、そばにあった葡萄の房から1粒のふどうが転がり落ちたことがきっかけで
『月の雫』が誕生したといわれているんですよ。

甲府市内の製菓店で実際に作っている様子を見させていただきました 

  1. 甲州葡萄を使います


  2. 1粒1粒切り分けます。


  3. 上白糖、水、水あめ(少量)を加熱し、冷ましたものを練ります。
    (こちらでは、上白糖を使用していますが、ザラメを使っているところもあるようです。
    この工程での材料や分量、練り具合でそれぞれのお店の特徴がでるようです。)

     
  4. フライパンにとりわけ、電気コンロで熱を加え、とろりとさせます。 


     
  5. 葡萄に砂糖の衣をつけます。




    清水さん:とってもリズム良く作っていて簡単そうですが、すばやく均一の厚さに作っていくのは熟練の技なんですよ。

     

  6.  板に並べて乾かします。



  7. ヘタを切ります。(つの切りと呼んでいました。)



  8. 完成
     


  9. いただきます

一粒を1度に口にいれ、砂糖と葡萄をかみ砕いて食べます

(周りの砂糖だけを噛み、そのあと葡萄を食べる方がいますが、砂糖と葡萄を一緒に噛んでこそ、美味しさが際立ちます


親だるま:葡萄の酸味と砂糖の甘さがマッチして美味しいなにより、生葡萄なので果肉のジューシーさがたまらないなぁ。

子だるま:こんなに美味しいとはもっと早くに出会いたかった~お正月の親戚が集まるときに持っていこうよ

 

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後継者がいないこと、製造期間が限定されること、生菓子なので賞味期限が短いことなどから

『月の雫』を作っているお店がだんだん減っているそうです。

甲府ブランドの1つである『月の雫』の美味しさを再認識して多くの方にこの名菓を知ってほしいですね。

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