◆正確&パワフルな左足キッカー「あべちゃん」!◆
4月28日にヴァンフォーレ甲府 阿部翔平選手のインタビューに、山梨大学医学部グラウンドへ行ってきました!
まずは、練習の様子をフォトレポートします♪
チームに分かれて、試合形式で練習。選手たちの声が飛び交います
練習中も選手一人ひとりがアツイです
城福監督の指導もアツイ
練習後は多くの方が自主練習をしています
ミニゲームでトレーニングしたり、キックの練習をしたりしています
自主練習中も選手から目を離さない城福監督
その隅でリフティング遊びをしていたのは、ジウシーニョ選手の息子さん上手です
ここからは、今シーズンからヴァンフォーレ甲府に移籍した阿部翔平選手のインタビュー内容をレポートします
インタビュー内容
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ヴァンフォーレ甲府(以下VFK)を選んだ理由は。
名古屋グランパスは、必要なものがあればすぐ整うなど、環境がとても整っていて恵まれているクラブでした。
VFKは恵まれていないとは言わないが、プロヴィンチア
(プロヴィンチア:イタリア語で「地方」という意味を持つ。
大企業のサポートのあるビッククラブと違い、1人1人のサポートで支えられている地方クラブであることから、
チームのスローガンとしても使われている言葉。)
のクラブとして資金も限られた中で挑んでいる。そんなクラブであるVFKに入りたかった、というのが一番ですね。
チームの雰囲気は。
スタッフやフロントスタッフ、選手までクラブ全体が一体感があるチームだなと思いました。
とてもまとまりがあって、「全員でやるぞ!」っていう雰囲気が常に出てるクラブですね。
大学を卒業してからプロになられていますが、
高校卒業時にはプロサッカー選手にはなろうと思わなかったんですか?
高校卒業して、プロサッカー選手になれればなりたかったですね。
高校生でプロに入って、通用するかというと、なかなか難しい部分もあったのですが、
その当時の自分自身は、どんな環境でもプロに入りたい!という気持ちの方が強かったと思います。
けれど、高校時代の指導者が大学に行ってからでも遅くはないし、
そういう積み上げをした方が、僕にとっては良いということを言ってくれたので、
もう一回鍛え直すという意味で、大学へ進学しました。
実際に入ってみて、サッカー自体のレベルも高くて、
上級生の方々でもプロに行くって人たちが何人もいる中でサッカーができたので、
プロになる前のワンステージを踏めたというのはとても大きかったかな、と思います。
実際に甲府(山梨)に住んでみてどうですか。
のどかで、山に囲まれてますね。田舎だったり自然が好きなので、良い環境だなとは思います。
6月の中断期間をどう使っていきたいですか。
5月はすごく試合がたてこむので、とりあえずはしっかり休みたいかなって思います。
リラックスもかねて山梨県内のどこかへ行ったり実家へ戻ったりしたいなと思います。
Facebookやブログなども更新されていますね。
旅行の投稿がありましたが、旅行が好きなんですか。
どこかへ行くのは結構好きですね。
前は出不精というか、結構家が好きだったんですけど、結婚してからは、
奥さんと旅行へ行くようになりましたね。
出かけると結構気分転換になったりしますね。
5月までたくさん試合していますが、自身のコンディションは?
試合がたてこんでいるので、常にベストコンディションで迎えるというのはなかなか難しいんですけれど、
その中でも、試合を通しながらコンディションづくりをしていけたらいいなとは思っています。
どの試合も厳しい試合かとは思うんですけれども、全体を通して戦っていくためには、
1試合1試合の中で良い意味で力を抜くような場面も必要なんじゃないかと思ってますね。
練習中と試合中とで心掛けていることは違うんですか。
練習では、チーム全体でいうと、流れの基礎的な部分をしっかり構築させていくことを意識しています。
また、試合になったときには基礎ができることはもちろんですが、
プラスアルファで動きを加えたり工夫を加えたりして発展させていくことで得点をとることを意識しています。
守備に関しては、基本通り守ればいいかなと思っています。
もともとデイフェンスではなくてミッドフィルダーだったそうですが、転向したきっかけは。
チーム事情ですかね。
前の方をできる選手はいたんですけど、サイドや後ろの方をできる選手があまりいなくて、
ちょっとはできるかなと思って自分がやりました。
両方やってみて、サイドバックやディフェンスの方がしっくりくる感じはありますね。
今やっているポジションは後ろで守ったり、思い切って攻めたりできる場面もあり、
広域に関わるので「サッカーしてるな」って感じはしますね。
今連続で勝っている。明日も試合。どんな気持ちで臨みたいですか。
連勝できているので、なるべく続けて勝っていきたいというのはありますね。
試合の内容も良くできていると思うので、どこまでその内容を持続できるか、
とぎらせないようにしっかりやっていきたいなと思っています。
サッカーを本格的に始めたのはいつからですか。
小学校1年生からですね。
プロサッカー選手になりたいとおもったきっかけは。
Jリーグが開幕した頃が小学校3年生でサッカーを始めてまだ2年ぐらいの時だったと思うんですが、
生でスタジアムへ見に行った時に、実際にプロの選手がやっている姿を見てかっこいいなと思ったことですね。
また、夜の試合が多かったと思うんですが、夜スタジアムの中でたくさんの光に照らされてサッカーをしている、
その感じにすごく感動して、僕もその場に立ってみたいと思ったのが一番のきっかけですね。
実際にその夢をかなえちゃうなんてすごいですね。努力もいっぱいされましたよね。
努力したと思います。
最初は好きでやってましたけどね。
なかなか難しい部分も見え始めた時もあるし、やめようと思ったことも何度かありましたね。
高校時代とかは、練習がきつすぎて、思いましたね。
尊敬している方はいますか。
尊敬している方ですか・・・難しいですね。
尊敬というか感謝の気持ちの方が大きいんですが、やっぱり親ですね。
自由にサッカーをやらせてくれたことには特に感謝してますね。
特に小さい頃は、お母さんがついて来なくてはならなかったり、
担当する係があったり、弁当やら飲み物やらの準備もあったり。
お父さんにも車で迎えに来てもらうなど、親にはそうことをしっかりやってもらったのでとても感謝していますね。
好きな言葉はありますか。
好きな言葉は「不言実行」という言葉がすごく好きですね。
「有言」じゃないところが、ちょっとずるいんですけど。
後輩に「先輩は不言実行ですね」って言ってもらったときに
「確かにそうだな」って思ったことがきっかけです。
言ってから「ああだこうだ」と実行するよりも黙ってやっている、
そういう風に受け取ってもらえてたんだなと思うし、
これからも周りの人たちにそう思ってもらえたらいいなと思いますね。
まぁ、口下手だから喋れないってだけなんですけどね。
今シーズンの目標は。
しっかり上位に食い込みたいです。
僕なんかは甲府1年目なので
「今年の甲府はなんか違ったね」って言ってもらえるようなシーズンにしたいなと思いました。
オフの過ごし方は
普段のオフはおいしいものを食べに行ったりとか、自分で作ったりとかしますね。
休みの日とか休みの前の日とかは、お酒(特にワイン)も好きなので、
携帯やパソコンでお店調べたりして行ったりしていますね。
サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
チーム全員が、1試合1試合勝利に向かって全力で頑張れているのは、
皆さんの応援が力となってそういうことができていると思います。
引き続き応援よろしくお願いします!
名古屋グランパスで日本代表の選手に選出された時はどんな気持ちでしたか。
選出・・・されたか!って感じですね。
やはりチーム状況が良かったので、そのおかげなんじゃないかなって思います。
いっぱい良い選手いたので、僕なんかよりも・・・とは思ったんですが、
実際に選出されるという経験ができて濃い1~2週間を送れました。
今後の夢はなんですか。
プロになって最初の方は、「自分が好きだからやってる、自分のためにやっている」という方が強かったですが、
最近は、直接の知り合いはもちろん、サポーターのみんなが応援してくれるので、
その人たちのために頑張っていきたいなっていうモチベーションが強くなっていますね。
今後は、そんな周りで支えてくれている方のためにプレーをしていきたい、と思います。
阿部選手、ありがとうございました
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