こうふ取材日記

広報スタッフが市民のみなさんへ市内の出来事をお届け!
イベントや市政情報などをお伝えします!

第50回藤村学校

2023年06月27日 | 紹介

俳諧に詠み込まれた甲斐の景色


 

甲府駅北口の広場に建つ、藤村記念館をご存じでしょうか。

白壁に漆黒の屋根やベランダ、窓枠が、とても洗練されたすてきな雰囲気です

明治8年に建設された旧睦沢学校校舎を移築したもので、

県令藤村紫朗にちなんで、「藤村式建築」と呼ばれている、国の重要文化財です

お洒落な外観が、ひときわ目を引きます。

ここで開催されている「藤村学校」が、先日、記念すべき50回目を迎えました

 

619日㈪の午後、

井上康明先生(俳人・「郭公」主宰)をお招きして、講演が行われました。

テーマは「俳諧に詠み込まれた甲斐の景色」。

井上先生には『広報こうふ』市民文芸のコーナーで俳句の選者をお願いしています

ここ3年ほどは、人数を制限して様々な回が開催されてきましたが、

この日はようやく、コロナ禍以前の規模に戻り、約50人の聴講希望者が集まりました

同じ趣味嗜好持つ仲間が、こうして一堂に会することができるって、幸せですよね。

井上先生も大勢の参加者に、思わず笑みがこぼれていました。

松尾芭蕉や山口素堂をはじめとする、甲州に関する句が紹介されていました。

皆さん、熱心に耳を傾けていました。

「藤村学校」では、年間を通して、文芸や歴史をはじめ、

講演会や音楽会、発表会など多彩な内容をお届けしています

 

今年はまた、信玄公没後450年を記念したイベントもたくさん開催予定です。

市の広報誌『広報こうふ』などでその都度、お知らせしますので、

お好きなものがありましたら、ぜひ、お気軽にご参加ください。

 

どうか子どもから大人まで、今年は夏を久しぶりにたっぷり楽しめますように

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【藤村記念館紹介 市HP

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/bunkashinko/shisetsu/bunka/fujimurak.html

 

NPO法人 甲府駅北口まちづくり委員会HP

https://www.kitagucchi.com/fujimura.html

 

【信玄ミュージアムと市歴史文化財課のブログ】

https://blog.goo.ne.jp/rekishibk

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天津司の舞保存会のおふたりにお聞きしました

2023年02月15日 | 紹介

今年も無事に舞が奉納できるように


 

「広報こうふ3月号」で市に伝わる無形民俗文化財を特集しました。

その中でも国の重要無形民俗文化財「第1号」に指定された【天津司の舞】の保存会代表にお話を伺いました。

 

中沢さん(氏子総代):今年1月に国立劇場で開催された「祭りの四季」【初代国立劇場さよなら公演 ―未来へつなぐ国立劇場プロジェクト―】では、日本の四季を代表する4つの無形民俗芸能のうち、春を代表する舞として上演しました。昨年は山梨県立博物館でも、1か月ほど「天津司舞900年の想いとともに」と題して、企画展示が行われたんです。

これで少しは、認知度が上がったのではないでしょうか。

松木さん(保存会会長):昔、放送された大河ドラマ「武田信玄」は第1話で天津司舞を眺めている様子から始まったんですよ。実際に見に来られるのは、今まで民俗芸能に関心の深い、写真に収めようという方が多かったですが、今年はどうでしょうか。

地元の新聞でも大きくとりあげて紹介してくださっていましたし、これまでより観客は増えるのかな、と。

▲国立劇場「祭りの四季」チラシ

▲山梨県立博物館「天津司舞」チラシ

▲写真は県立博物館で昨年5月28日~6月27日に開催されたシンボル展「天津司舞」。

撮影の許可をいただいています

 

中沢さん(氏子総代):令和2~3年度の2年間にわたって、国の予算でレプリカも作成できました。私たちの袴まで全部きれいに新調できました。

松木さん(保存会会長): 今までは、どうしても木製で繊細なつくりなので、練習しているうちに紐が切れてしまったり、苦心したんです。レプリカなら気を遣わずに練習できます。

中沢さん(氏子総代):今回、国立劇場や博物館で上演したことをきっかけに、メンバーも振り付けを勉強し直しました。いい機会になりました。

松木さん(保存会会長):歴史がかなり古く、中世から始まったと聞きます。明治時代にいったん途絶え、その後、戦争や水害で途絶え、そのたびに復活してきたんです。

中沢さん(氏子総代):そのたびに復活できてきた、というところに価値があり、国指定につながったんだと思います。

松木さん(保存会会長):ひとりだけ、数人だけの力では成り立たないものですからね。私も代々、受け継いできた側ではないんですが、人手が足りないからと皆さんに要請されて、笛を吹いてみたら吹けたので、今に至っているという具合でして。

松木さん(保存会会長):昭和51年に指定された時点で、もう保存会の人数が半分だったと聞いています。今は上の世代で70代が3人、最年少で42歳。全部で34人います。

中沢さん(氏子総代):もともと17軒で、決められた役を家ごとに行っていたようですが、今はもう氏子のなかで有志が集って続けているという状況です。

松木さん(保存会会長):永く続いてきたものを自分たちの代で終わらせてしまってはならないと思っています。 先代の山本会長時代は、山城小学校の授業で紹介したり、精力的に活動していたようですが。

中沢さん(氏子総代):2年生の社会科の授業で天津司神社を訪ねてきたとき、少しだけ人形をこんな風に操るんだよ、と実演してみせたこともありますよ。子どもたちに少しでも、地元の民俗芸能にすごいものがあるんだなと、わかってもらえるとうれしいです。

奥が深いし極めると面白いもの。お狂いという激しい舞で、それまでの表情がガラッと変わったように見えると、プロの域といえます。

松木さん(保存会会長):継ぎ手を確保するためには、女性も受け入れる時代。まずは今度の開催で、ご覧になっていただいて、興味を持ってもらえたら。とにかくそれが第一歩と思います。皆さん、ぜひ、足をお運びください。

▲今年1月、国立劇場に出演した保存会の皆さん

 

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山梨県立博物館のHP シンボル展「天津司舞」紹介ページ 

 ➡ http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_043.html 

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「広報こうふ3月号」特集ページ 

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shise/koho/kohoshi/r5/documents/202303p002-005.pdf

 

 


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甲府市・大和郡山市姉妹都市児童生徒作品展

2022年11月18日 | 紹介

市民活動室がすてきなギャラリーに!


 

姉妹都市・奈良県大和郡山市との親善を深めるため、両市の市立小中学校の児童生徒の作品展を開催しています

甲府市役所本庁舎1階市民活動室に設けられたミニギャラリーには子どもたちの力作が勢ぞろい。書道、絵画併せて200点近くが飾られています

子どもたちの描いた作品は、のびのびとしたタッチで、色使いもカラフル

眺めるだけで不思議と気持ちがほっこりします。

こちらは、習字。

中学生ともなると大人顔負けの達筆ですね。小学生の作品はかわいらしくて、微笑ましくなります。

どれも子どもたちの個性が光る作品ばかり

昔から縁のある大和郡山市。

これからも末永く、互いの絆を深めていけますように

 

作品展は23日まで開催しています。

みなさんも、どうぞ気軽に足を運んでみてください

 

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★実施日時: ~11月23日(水・祝)

午前8時30分~午後9時30分

★場所:甲府市役所1階市民活動室(ローソン隣)

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【大和郡山市とのつながり】

江戸時代、甲斐の領主を柳沢氏(吉保とその子・吉里)が20年にわたって務めた時代があり、

柳沢吉里はその後、甲府から大和郡山に転封(国替え)となりました。

大和郡山市とは、そんな縁があります。

先日、行われた「大好きまつり」にも市長自らご来訪され、交流ステージで盛り上がりました。

また、特産の金魚すくいの特別ブースでは、大きな歓声が上がっていました。

大和郡山市のHP  https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/gaiyou/index.html

柳沢吉保について  https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kids/mukashi/006.html

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「甲府市子育て応援優良事業者」表彰

2022年01月21日 | 紹介

働きやすい環境づくりを第一に考えて


1月14日(金)、今年度の「子育て応援優良事業者」が表彰されました

この表彰は平成23年度から始まり、ワークライフバランスの実現に向け、子育てしやすい職場環境づくりを積極的に行っている市内の事業所を表彰するものです。

 

令和3年度、新たに表彰されたのは

「社会保険労務士法人 けやきコンサルティング」(甲府市上町1174-10)です

https://www.keyaki-c.or.jp/

▲代表社員の板屋浩光様

 

 

育児休業の取得は3歳まで、育児のための時間外労働の制限の取得可能期間は、高校就学時までと、法律よりも大きく上回る設定であることや社員区分(正社員とパートタイム社員)を本人の希望により自由に選択できることなどが表彰の理由となりました。

「従業員数18名のうち15名が女性です。設立以来、仕事と家庭を両立しながら仕事への誇りはもちろん、やりがい、生きがいといった心の豊かさも感じられるような環境づくりを第一に考えてきました」とのこと。

表彰状と併せて授与されるのは、こちらのステッカーとマグネット

甲府で就活をする際には、”働きやすさ”のひとつの目印になるかもしれませんので

ぜひ、覚えてください

「人生を長いスパンでとらえると、子どもの育児だけでなく、親の介護も関わってきます。優秀な人材に、安心して長く働いてもらうことが私たちにとっても大きな財産ですし、

社会保険労務士法人だからこそ、人を活かし発展する会社のモデルとなれるように」と力強く、明るい笑顔で話す板屋様が印象的でした

 

この「子育て応援優良事業者」の募集は毎年行っています。

新年度も、たくさんの応募をお待ちしています

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過年度の表彰事業者はこちら

 https://www.city.kofu.yamanashi.jp/jidoikuse/kosodateouenyuryiujigyou.html

 

 

 

 


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「令和4年 甲府市成人の日のつどい」

2022年01月17日 | 紹介

例年とは異なる成人の日


1月9日の日曜日、県内21市町村で成人式が行われました

令和3年度中に20歳を迎える新成人の人数は、甲府市では2,024人、県内では約9,000人です。

 

甲府市の「成人の日のつどい」は甲府市総合市民会館で行われ、晴れ着に身を包んだ多くの新成人の皆さんが参加されました。

今回は新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、卒業中学校別に2部に分けて開催しました

また、当日会場で抗原定性検査を実施し、陰性だった方のみの入場としました。

検査には30分程の時間を要し、混雑が予想されることから、薬局などで前日に検査を受けることが出来る方には急きょホームページなどを通じ協力をお願いしました。

▲検査の陰性証明を提出する方

 

成人の日のつどい第1部(午前)・第2部(午後)の内容をご紹介します

 

代表者が「市民憲章」を読み上げました。

【第1部】

牧野さん

【第2部】

金子さん

樋口市長からの「新成人に贈ることば」では、まず抗原定性検査への協力に対するお礼の言葉がありました。

また、「これからの人生つまずくこともあるが、つまずいてもいい、起き上がることが大切である。」という心に染みるメッセージをいただきました。最後に、この晴れの日が悪い思い出とならないよう、式典後も節度を持った行動をしてほしい。というお願いの言葉がありました。

 

また、第1部・第2部各2名ずつ、新成人の方がこれからの夢や今までの感謝の気持ちを発表しました。

 【第1部

清水さん

宮原さん

【第2部】

中根さん

依田さん

 4人のしっかりしたメッセージを聴いて頼もしく感じました。

 

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番外編

 

皆さん、思い思いの衣装に身を包み、とても輝いていました

皆さんの今後のご活躍をお祈りしています

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