◆GO!GO! 親子だるまくんが行く!!◆
鬼は~外!! 福は~内!!
もうすぐ節分!!
節分と言えば、豆まきですね!!
豆まきと言えば、鬼。
子どもの頃はこの鬼がとっても怖かった・・・。
********************************************
ところで・・・
みなさんは、節分の日に甲府で大きなお祭りがあることをご存知ですか
********************************************
古くから「大神さん」と呼ばれ、親しまれている横近習町大神宮と柳町大神宮の節分祭。
このお祭りは、甲府盆地に春の訪れを告げるお祭りとして、
300年以上続く伝統行事であり、甲府三大祭りのひとつにも数えられています
見どころは、なんといっても両大神宮で行われる「追儺式」
参拝者らが元気な掛け声とともに赤鬼、青鬼に豆をまき、
家内安全や商売繁盛などを祈ります。
福豆をまかれて拝殿から逃げた鬼たちは、市内に繰り出します。
通り沿いにはたくさんの屋台が並び、多くの人々で賑わいます。
********************************************
今回は、このお祭りの時にしか手に入らない縁起物のお菓子「がらがら」を
親子だるまくんと共にご紹介したいと思います。
********************************************
「がらがら」の歴史は古く、明治末期に銀座通りにあった菓子店が販売したのが始まり
現在は、中央商店街にある菓子店や沿道の出店などで販売されます。
小麦粉・砂糖・水飴でできた生地をクレープ状に広げ、
その上にけしの実を振り掛け、約240℃に熱したオーブンへ
約15分後、焼けた生地が温かいうちに、おもちゃを生地で包みます。
綺麗な三角形に整えられた生地は、10分ほど冷ますとパリパリになります。
パリパリになったお菓子を袋に包んで完成
全て手作りで作っているため、1日に作れる数はごく僅か
そのため、店頭に並ぶ数も多くない為、節分の日には売り切れてしまうことも・・・
昔は、節分の日にのみ販売されていましたが、現在では、事前に予約できるお店もあるそうですので、
どうしても欲しいという方は、予約をするのも良いかもしれませんね。
良い質問だね
「がらがら」は、振ると中に入っている鈴が鳴るところから名前がついたそうです
おもちゃの中に鈴を入れるのは、「鬼除け」になるからとも言われているそうで、
中に入っているおもちゃは時代と共に変わっていますが、
必ず鈴が入っているところは今も昔も変わっていないそうです
中に入っているおもちゃは、男の子用と女の子用で違い、
リボンの色で見分けることができます
さっそく中身を見てみましょう
おや
親子だるまくんより一回り大きい親子だるまくんも
美味しい匂いに誘われて寄ってきましたね。
この大きい親子だるまくん、大人の手よりも大きいんですが、
「がらがら」はそれよりもはるかに大きいです
では、さっそく割ってみましょう
えいっ!!
たくさんのおもちゃに大喜びの親子だるまくん
周りのお菓子もほんのり甘くてとっても美味しかったです
この時期だけの甲府ならではの縁起物のお菓子。
ぜひ、召し上がってみてください
★おまけ★
「がらがら」の他にも、この時期ならではのお菓子がもうひとつ
そうです「切山椒」
山椒は、古くから漢方薬・生薬・香辛料として、古くから使われており、
胃を丈夫にし、腸の働きを整え、新陳代謝を活発にするという効能があるといわれています
更に、発汗作用の働きもあり、冷え性の改善にも良いとされており、体の中から温めて
体内の厄払いになることから、鬼はらい、厄除けなどを祈願して作られているそうです。
また、「切山椒」の形は拍子木の形をしており、
2月の火災の多い時期に「火の用心」になるようにとの願いも込められているとのこと
長い間受け継がれている、甲府ならではの節分のお菓子。
食べ続けられるのには、理由があるんですね
昔食べていたという方も、今まで知らなかったという方も、
今年の節分は、大神宮祭に出掛けて、「がらがら」と「切山椒」を食べて、
“昔ながら”の“甲府ならでは”の節分を味わってみてはいかがでしょうか
≫≫≫大神宮祭紹介ページ