◆ 土屋征夫選手 ◆
4月30日、山梨大学医学部グラウンドで「バウル」でおなじみの土屋選手にインタビューをしてきました。
練習場の片隅で小さな花が咲いてました。
その日の練習は、いつも通り選手の真剣な表情。
城福監督の熱い指導も飛び交っていました。
では、インタビューをレポートです。
チームの雰囲気・印象
明るくて、みんないい人たちですよ。ヴァンフォーレ甲府はチーム力の高いチームだと思います。
単純に言えば、試合のときに人のために走る、人が疲れているときに戻ってあげる、そういうチーム力がある。
練習の中でもめりはりをもって声かけ合って、みんなで一丸となって盛りあげようとしている、
更に今年入ってきた選手とか元からいる選手とか関係なく、色んな人と声かけ合うこともちゃんとできているから、
チーム力が高いなと感じるし、それは試合にも表れていると思います。
移籍後の記者会見で「全てを捧げるつもりで頑張る」と言っていましたね。
もともと自分はそういうタイプなんですよ。
細かいことが嫌いっていうか、真っ直ぐな人間なので、例えばチームをこうして欲しいとか言われたり、
何かを与えてもらえればもらえるほどそれに向かってできると思います。
練習中も率先して声をかけたりされてますね。
結構自分は色んな人と話すことを心がけてます。
自分が35歳の時であろうが38歳の時であろうが、同じピッチに立っている仲間だから、
19歳でも18歳でもユースの子たちでも、特にヴェルディにいたときは、
今大宮へ行った高橋は15歳から知っているんだけど、その頃からずっと話しかけてしゃべっていましたね。
なかなか向こうから38歳の自分に話しかけることは難しいでしょ。
でも、同じひとつのこと、サッカーをしている訳だから、そのサッカーを使って色んなことをしゃべれると思うんだ。
「バウルさんどうですか?」なんて聞いてもらえると「こうだよこうだよ。」なんて教えても上げられるし、
またそこからプライベートなんかも話すこともできる。だから色んな人と話すことは普段から心がけていますね。
上下関係なく仲良くやっていますよ。
ヴァンフォーレ甲府に移籍を決めた理由
自分の目標だったJ1でもプレーができる、ということが1番の決めてですね。
シーズン2013の目標・意気込み
俺はないんだ。他の取材とかでもそうなんだけど、目標とか意気込みってのはなくて、
1日1日、1試合1試合を全力で戦うことだけを、昔からずっとやっているだけなんだよ。
得意なプレー
常に全力プレーでいることかな。全力でやらなかったら何も生まれない。
全力でやるからこそミスが生まれたり、成功が生まれたりする訳だから、
その時に全力でやってミスが出たから、じゃぁ次はどうしようと考えるわけだし、
全力でやって成功だと思えるものが生まれたら嬉しいじゃん。
息子はサッカーをやっていて、娘はサッカーじゃなくてダンスをやっているんだけど、
全力でやらない子に手助けしようとは思わない。って良く言うね。
全力でやって悩んでいる人間には手助けしてくれる人がきっといるからね。
サッカーを始めたきっかけは?
周りの友達がやっていたからだね。5歳くらいから始めています。
その当時は、まだプロとかなかったけど、サッカー選手になる、って多分言っていたと思う。
でも色々あってね、中3の途中から3年半くらいサッカーやってなかったんだよ。
思春期だったから、色々あってね。
サッカーを止めていた時も変わらず好きで、見るのも好きだったね。
第5・6節と続けて点を取られていましたね。
うん、たまたまだよ。たまたま。
休みの日は何をしているの?
オフの日は、家族が横浜にいるので家族の元に帰って、子どもと遊びます。
プロ20年(ブラジルでのプレーを入れると)ですが、ベテランだからこそ心がけていることは?
ないです。変わらないよね、昔も今も。楽しくやることだね。
好きな言葉はありますか?
「共に」っていう言葉だね。共に戦って、共に喜んでの「共に」ね。
知り合いで監督だった人が言ってたんだけど、ひとつのゴールによって、
チームメイトやスタッフ、家族、そして観客、関わっている人何万人という人間が、その一瞬で笑顔になれる。
そんなシーンは日常の生活ではありえないことだよね。
38歳から18歳ぐらいまでが抱き合って喜ぶなんてこと、他の仕事では普通ありえない。
ってことをその人が言ったの。「たしかにな」って思った。すごいことだよね。だからサッカーは素晴らしいんだよね。
尊敬している人
それはもう父親。自分がやんちゃばっかしてたのに、急に自分が留学したい、って言ったときに、
何も質問もせず、即答で留学させてくれたんだよね。移籍する時には署名をして移籍が決定するんだけど、
父親が生きている頃は、署名をする前に父親に「このチームに行くから」ってちゃんと言ってからサインしてたね。
ただ言うだけなんだけど、「わかった」という言葉が聞きたいがためにね。
サポーターへのメッセージ
頑張りましょう。1試合1試合、みんなであつく戦っていきたいですので、あつい声援お願いします。
★☆ヴァンフォーレ甲府公式ホームページはこちらからご覧ください。☆★
↓↓↓