お仏壇やお墓には、お花やその他の植物をお供えします。
ここでは、その他の植物が話題。
この地域(どこまでの地域だか定かでないですが)では、
通常、シバ(柴)をお供えする、といいます。
シバといっしょにきれいなお花も添えて供えるのです。
正月とお盆以外は、下の写真の「ハナシバ」をお供えします。
この植物のことを「カッチョシバ」と呼んでいます。
なんでカッチョ?なのかわかりません。
それと、正式な名称を知りません。
誰か教えてください。m(_ _)m
で、お正月には、「ツルシバ」を供えます。
ユズリ葉のことです。
で、夏のお盆には、「墓シバ」を供えます。
ホオズキとセットで。
一般にはシキミっていいますね。
地域によっては、このシキミを年中お供えする所もあります。
「シバ」は、山に自生する雑木を総称してそう呼ぶそうですね。
だからそれぞれにはれっきとした名前が付いているはず。
地域地域で異なった呼び方ですが、
それもまたおもしろく思います。
余談ですが、昔話の桃太郎に
「おじいさんは、山へ シバ刈りに 行きました。」
ってくだりがありますが、
けっしてゴルフ場の芝刈りやガーデニングに出掛けたんではないことを、
子育て真っ最中の方々に伝えなければならんと、
とあるCMを観て思いました。
お盆もお正月も関係なくです。
話場は春に白い可愛い花が咲くんですよね。
昔は若い娘も山へ芝刈りに(焚き木取りに)行きました。
今は工芸品として使われるカズラを、その頃はまず焚き物を括るための物として探すことからでした。昔話に出てくるような時代です。
それとそちらにお伺いするときに石段の所にマテ(マテバシイ)が落ちていてそれを拾って帰って茹でて食べてました。懐かしい思い出です。
年中ハナシバの所もあれば、年中ハカシバ(シキミ)の所もあるんですね。長崎県北端に位置する田平町では、年中シキミを供える所があるらしく、案外狭い地域ごとで異なってるのかも知れません。
高野山のお墓は、年中コウヤマキが供えてあります。近頃では鹿町や各所にコウヤマキの植栽を見かけますので、そのうちお墓や仏壇にコウヤマキを供えることが常識になるかも知れません。
マテの実やシイの実は、なかなか香ばしく美味ですよね。近頃はとんと遠ざかっていますが、たまには拾ってツマミにしようかな。(笑
カッチョシバで連想するのは華頂という知恩院につながる漢字です。ハナシバ(シキミ)は花がきれいですものね。ちなみに華頂という姓は東京のほか佐賀県にある姓だそうです。
このブログ記事を掲載されて六年経ちますが、コメントしてみました。