・木欄と呼ばれるその色は、袈裟として着していると黄色、や、橙色に近い色として仕立てられています。
・ご老僧さんの中には茶色や、焦げ茶色、あるいは黄金色に近い色の袈裟を着しとぉられることもあります。
・これらは糞掃衣(ふんぞうえ)と呼ばれ、インドにおいて牛や豚などの糞を拭いた雑巾のような布切れを、衣服の代わりにしたことに端を発します。
・質素木訥を胸とする僧侶の象徴足る衣服の色です
・逆に紫や萌木色の衣は朝廷から授かった色です。
・国家のために尽力し、当時の天皇陛下からも絶大な信頼を得た僧侶には、朝廷から紫色の衣を授かり、僧侶としての最上位「僧正」の称号が与えられました。
・僧正の称号を得られたのは各宗派含めその時代に一人いれば良い方と言う狭き門
・今でも多くの儀礼と修行、社会貢献や学問を納めていなければ着られない紫色の衣
・その価値は見た目だけでは推し量れないものです。