今は誰も通らない旧表参道入り口。
梵字タラクの種字が彫られた板石とうば。
江戸初期に山崩れで崩壊した旧潮音院の石塔類が、
この場所に集められ祀られている。
タラクの梵字が彫刻された板石は、比較的古い時代のものが多いと聞き及ぶ。
年代が測定できれば有り難いのだが、残念ながら年号の彫りが判別できない。
夏になると、周辺は草木で大いに茂る。
お盆前の清掃のついでに草払いをしてもらうと、
これまで目にとまらなかった五輪とうばの部分部分がころころと。
緑泥石の材質のものもあって、たいへん興味深い。
例年より広範囲に樹木や草の伐採をしてもらっていると、
見たことのない板石を発見!!
大きくはないが、縦100センチ、幅40センチほどのもの。
彫刻は判読不能。
ただ、基礎の部分にたくさんの石を使用した石積みがみえる。
木の葉や腐葉土で埋もれてよくわからないけれど、
時間をかけて顕彰しませう。 合掌