一ヶ月ほど前に、こたつに座り込んで描いたクレヨン画です。
山口県か広島県のお城のお堀だったと思います。
手元のスナップ写真をながめつつ。
画用紙に描く絵なんて、中学生の頃いらいでしょうか。とても新鮮です。
描き始めるといつの間にか夢中になっている自分がおりました。
幼い頃、居間で爺ちゃんのとなりに座って、日がな一日絵を描き続けていたのを想い出しました。
そんな状態がとても居心地の良かった事を覚えています。
無心になれる時空をつくることが出来るってのは、とっても幸せなことですね。
今年は、
秋の虫たちの合奏をゆっくり鑑賞するいとまもなく、
晩秋に突入してしまったような気がします。
例年ですと、
秋の虫たちの声が盛んになっていくのを感じながら、
「あ~、夏もすぎて行くね~」って思ったりするのですが。
役目を充分に果たせずに独りふらふらしている青松虫を、
玄関先で見つけました。
近頃再現されたお殿様ご使用の大便所です。
(佐世保市江迎町 山下本陣内)
前方には垂直にたてられた金隠し(きんかくし)。
この方式の便所は、私の幼い頃まではこのお寺でも使用されていました。
外部からの客僧をお迎えする書院のトイレや、戸外の便所はこれでしたよ。
この垂直に立った金隠しですが、
語源は「きぬかけ」とか。
十二単のような着物を着ていた平安時代の貴族は、
着物の裾にそそうをしないようにまくり上げ、
この「きぬかけ」に掛けて用を足したんだそうです。
だから実際にはお尻の方にこの金隠しがくる。
ってことは、正しくは「尻隠し」・・・ですね。
香炉といえば、床の間の床の上に置かれたり
台の上に置かれたりするのが普通ですが、
これは、床の間の天上から宙ぶらりんに吊された香炉です。
それもバット!!銅製のコウモリです。
江戸時代に長崎で活躍した津村亀女の作品とか。
東京国立博物館には、黄銅製のウズラの香炉が常設展示してあるようです。
平戸松浦藩のお殿様が立ち寄られていた江迎町の本陣(潜龍酒造)屋敷の床の間に吊されてます。
面白い香炉ですね。