こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

たまには絵でも

2010年11月22日 | 仏教

一ヶ月ほど前に、こたつに座り込んで描いたクレヨン画です。
山口県か広島県のお城のお堀だったと思います。
手元のスナップ写真をながめつつ。
画用紙に描く絵なんて、中学生の頃いらいでしょうか。とても新鮮です。
描き始めるといつの間にか夢中になっている自分がおりました。
幼い頃、居間で爺ちゃんのとなりに座って、日がな一日絵を描き続けていたのを想い出しました。
そんな状態がとても居心地の良かった事を覚えています。
無心になれる時空をつくることが出来るってのは、とっても幸せなことですね。

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天秤のおもり

2010年11月20日 | 仏教

およそ明治時代まで使われていたらしい「針口天秤」。

昔の両替商はじめ商家には無くてはならなかった代物で、

写真は、先日から登場してます山下本陣所蔵の天秤です。

砂金や銀銭、銅銭なんかの目方の不安定な物を正確に計って両替してたんでしょうね。

この天秤セットにあります分銅。これって何かで見覚えありますよね、この形。

・・・

そうです、銀行のマークですね。

銀行の地図記号って、この天秤のおもりが出所なんですね。

はずかしながら、初めて知りました。

 

 

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青松むし

2010年11月20日 | 仏教

今年は、

秋の虫たちの合奏をゆっくり鑑賞するいとまもなく、

晩秋に突入してしまったような気がします。

例年ですと、

秋の虫たちの声が盛んになっていくのを感じながら、

「あ~、夏もすぎて行くね~」って思ったりするのですが。

役目を充分に果たせずに独りふらふらしている青松虫を、

玄関先で見つけました。

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金隠し

2010年11月19日 | 仏教

近頃再現されたお殿様ご使用の大便所です。
(佐世保市江迎町 山下本陣内)

前方には垂直にたてられた金隠し(きんかくし)。

この方式の便所は、私の幼い頃まではこのお寺でも使用されていました。

外部からの客僧をお迎えする書院のトイレや、戸外の便所はこれでしたよ。

この垂直に立った金隠しですが、

語源は「きぬかけ」とか。

十二単のような着物を着ていた平安時代の貴族は、

着物の裾にそそうをしないようにまくり上げ、

この「きぬかけ」に掛けて用を足したんだそうです。

だから実際にはお尻の方にこの金隠しがくる。

ってことは、正しくは「尻隠し」・・・ですね。

 

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香炉

2010年11月18日 | 仏教

香炉といえば、床の間の床の上に置かれたり

台の上に置かれたりするのが普通ですが、

これは、床の間の天上から宙ぶらりんに吊された香炉です。

それもバット!!銅製のコウモリです。

江戸時代に長崎で活躍した津村亀女の作品とか。

東京国立博物館には、黄銅製のウズラの香炉が常設展示してあるようです。

平戸松浦藩のお殿様が立ち寄られていた江迎町の本陣(潜龍酒造)屋敷の床の間に吊されてます。

面白い香炉ですね。

 

 

 

 

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