・はるか昔お釈迦様の時代
・ある程度修行の成果が見られた弟子に対し、お釈迦様はしばしば教団からの離脱を勧めました
・これは、クビだー!とか、出ていけー!、とか言うことではなく
・世間に出て、世のため人のために勤めなさい、と言う勧めでした
・学びの段階は終わったから、今度は現場で実践しなさい、と言うことです
・「悟後の修行(ごごのしゅぎょう)」と言う言葉もあるくらいです
・お昼ご飯を食べたあとに修行しなさいと言う意味ではないです
・悟るまで一生懸命に修行し、悟ったあとはその利益を人びとに与えるため奔走しなさい、と言う修行のことを言います
・早い話が修行が終わったあとが本番の修行の始まりと言うことです
・このたび住職の弟子である光一師が、修行僧の学校を卒業しました
・つまり、上記のように修行の本番が始まったと言うことです
・悟りの利益を人々に向ける手だては僧侶によって様々です
・法事だけではありません
・歌で聞く人を魅了する僧、絵画で見る人の心を癒す僧、茶道で静かな境地を教授する僧、慈善活動団体を立ち上げ貧困対策に取り組む僧、バー経営で疲れたサラリーマンの憩いのひとときを提供する僧…
・仏教の真理はひとつでも、表出する利益の形は千変万化
・まさに空
・新たに生まれた修行者が、一体どんな悟りを体現してくれるか