平戸市内、および佐世保市内にある山門を見てまわりました。
まずは、平戸猶興館さま。
幅3.700、奥行き2.400
門扉も付いたお城の入り口風。元気な高校生が出入りしています。
平戸最教寺さま。
幅3.155 奥行き1.270
幽玄な森を通りぬけるその先に、談義所の聖域が拡がる。
平戸雄香寺さま。
幅3.740、奥行き3.200
大きな六本のケヤキの丸柱で建てられた荘厳な山門。彫刻も各所に見られる。
平戸淨香寺さま。
幅3.930、奥行き3.20。
二層の楼閣になった山門。威風堂々たる門構え。
佐世保洪寺さま。
幅3.000,奥行き2.100.
二重垂木がしつらえてあり、間口と奥行き、屋根の軒の長さと厚さ、
総体的に調和の取れた山門。
佐世保東漸寺さま。
幅2.430,奥行き1.360。
天然記念物のクスの巨木横に立つ山門。江戸時代後期に時の平戸藩主により建立。
屋根の部分は近年改修が施されているが、柱や横木に歴史を感じる風情ある山門。
佐世保教法寺さま。
昭和二年建立。佐世保空襲の難をものがれた巨大な山門。彫刻も隅々に施されている。
幅、奥行き、測定せず。
佐世保教法寺東門。
幅、3.340、奥行き1.750。
教法寺の東側に位置する山門。大きさや全体バランスの均衡が取れた
スッキリした作り。材質は不明。
佐世保法雲寺さま。
幅2.200,奥行き1.005。
コンパクトな山門だが、山門建築の大切な要素が全て投入されている。
以上、近隣にある山門をいろいろ見てまわってみました。
それぞれに味のあるもので、たいへんに勉強になりました。
今回はじめてわかったことは、山門にはひとつの定まった建築様式があるということ。
柱が建ってその上に屋根がのる、といった単純なものではありませんでした。
参考までに、下記に無断転載。