こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

祝・日本海海戦百周年記念!

2005年05月12日 | つれづれ
昨日、佐世保の四ケ町アーケード街を歩いておりましたら、
アーケードの上の方にズラリと並びはためく旗を発見。
誰でも派手に目に付く様子なので、発見!ってほどじゃないんですが、
その旗には、

祝・日本海海戦百周年記念!

って染め上げてありました。

戦争の歴史的事実関係を、正しく理解し、
この人間の不幸な性を二度と繰り返すことのないように、
後世に伝えていくことは、とても大切なことだと思います。
だから、日本海海戦から百年が経つのかあ、って思ったんですが、
それを、お祝いする、っていうことには、
どんな意味合いが表されているのか?

・・・よくわかりませんでした。

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雑念の泉

2005年05月09日 | 仏教
気のない仕事、
やる気力のない仕事、
気はそぞろの仕事、

そしてその反対に、
調子よすぎて、本来の目的を見失う仕事、
自らの実力を見誤った仕事、
邪見な仕事・・・

これらは、大変危険。
取り返しのつかない大失態を招く。
それに、周囲のヒトや自分自身の日常の生活まで、
あまりよろしくない影響を及ぼす。

だれだか著名な方が言ってるけれど、
仕事は嫌々やるよりも、
本腰を入れてやった方がつかれないよ、
って。

確かに経験上それは言える。

でも、世の中は無量無数の縁で成り立っている。
気の入らない仕事になったり、
調子こきすぎて、よからぬ思惑に呪縛されることだって
ままあるわけだ。

陰陽うまくバランスが取れれば言うこと無いが、
それが出来ないところが人間。

とりあえず出来ることは、
今自分の置かれている状況や、
自分の心の状態を、客観的に見つめる作業。

静寂な時空の中で、
身体をリラックスさせ、
静かな呼吸を繰り返し、
心に移りゆく雑念を、
泉の如く湧き出させ、
湧き出るがままに。

ただそれだけ。
一日5分。

これだけで、随分違ってくる。
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さくらんぼう

2005年05月07日 | つれづれ
ご近所の農家の方から、
たわわに実るさくらんぼを頂きました。
枝振りごと。(笑
感謝感謝。

軽トラックを持参して、
荷台いっぱいに枝ごと積み込みまして、
ごっそりと。

いま、お庭のすみに立てかけています。
食べ放題ですよお。
どうぞお。

・・・品切れごめん!
明日まであるかなあ?
(次男坊が足繁く庭まで通い詰めております)笑
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シャル ウイ ダンス!?

2005年05月07日 | 仏教
金襴。
参道の道端に一本だけ咲いていました。
色彩の乏しい森の中にさく黄金色。
可憐に美しく愛らしく、とても目立っています。

・・・

書棚の整理を手伝う伴侶が、
ニコニコしながらある本の一節を読みあげた。

「幸福は、西にもあらず東にも
  
     北みちさがせ南にぞある」  (作者不明)

私が何度か講話の題材に引用している一節だ。
そのページだけ折り込まれていたために、
伴侶の目に留まったらしい。

「北みちさがせ」
これまでの行動や考え方を振り返ってみようか。
そうすれば、
「南にぞある」
全ては自分自身にその根源がある、といったことだろう。

幸せは「南にぞある」ことに気づけば、
落ち込んだり孤立したりすることを、
回避できるかも知れない。


「人は自分によってしか傷つかないものである」
(エラスムス・オランダの思想家)

不平や不満、安らかさや充実感、・・・
よかれ悪しかれ、私自身による。

自らに由る「自由」という言葉の大切さを
今更ながら、思います。

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端午の節句

2005年05月05日 | つれづれ
午前中は、子供会の催しで、
子どもたちは、
それなりに楽しんで帰ってきたようです。

端午の節句。
子どもたちも大きくなって、
鯉のぼりこそ建てなくなりましたが、
軒先に、菖蒲とヨモギを取り付け、
菖蒲湯につかる。

いいですなあ、日本の伝統的慣習は。

菖蒲湯は、《蘭湯》又は菖蒲湯といって
漢方の湯治療法の一つらしい。
ことに《ショウブ》の語が《尚武》
に通ずることから、
端午の節句と一層結びついたものであろう。
古くは《端五》の節句と書き、
5月5日に推古天皇のとき以来
《薬日》として山野に薬草を採集することが
恒例となった。

・・・とものの本に書いてありました!(笑

旧暦ですと、梅雨真っ盛りの季節ですもんね。
食べ物は傷むし、細菌やばい菌は繁殖し、
気温と湿気の上昇は、
人間の、ことに幼い子どもたちの身体をむしばみ、
色んな病気を発症させていたかも知れませんねえ。
こんな時節に、
子どもたちの健全な発育を願う気持ちから生まれた
菖蒲湯の習慣かも知れません。
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