木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

残滓の処理

2024年06月06日 05時04分01秒 | 耕作放棄地

農作業に残滓は付き物である。あらゆる農事に発生し、処理に困るのが通例であろうか。一般的な処理は焼却処分、つまり畑で燃やすことである。世に焚き火規制の法制度があるが、農林漁業で生じる一定の残滓については例外扱いとなっているようだ。(参照 廃棄物処理法施行令)常識を弁えて必要最少限度の範囲で・・・・・・という事だろう。いわば紳士であることが求められているようだ。さて己は紳士たるや?・・・・と自問するとチト厳しいかな。

冗談はさておいて、諸条件を自覚した上で必要最小限で実施すべきかと。幸いなことに我々が関与する農園では、近くに民家の存在がほぼ無く、影響を与えることは少ない。延焼等の注意さえすれば、迷惑を掛けることも少ないだろう・・・・・・ということで安心して燃やしてる。本日も例の「百姓候補生」氏がマメ科の残滓処理に取り掛かったようだ。ソラマメ、エンドウ、何れも収穫は終わって乾燥処理に入っている。点火と同時に燃え上がるはずだ。

焼却場は畑の一角、少ない耕地からひねり出した僅かなスペースだ。延焼防止を主眼としてるので、周囲は青々とした雑草で覆われた場所を選んでいる。近くに水タンクの設置を考慮してるのも防火処理の観点からだ。

良く乾燥したマメ科の残滓は簡単に燃え上がる。乾燥が十分であれば焼却も楽な模様だ。燃えた残りの灰は有機肥料として有り難く活用している。カリ肥料は自国産は少ない、貴重な国産資材であろう。畑で生まれた物は再び畑に戻してあげるのが我々の流儀。SDGsがどうのこうのとは申しますまい。

 

 

 

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