梅雨時になると決まって畦や路傍を探し回る。野草の中でもとりわけ心惹かれるのが「ホタルブクロ」、花色は白・紫・ピンクと数色あるようだが、当地ではほぼ白色のみだ。釣り鐘状の形をした小さな花で、何でも中にホタルが入り込み宿代わりに利用するとか何とか・・・・・・真偽の程は定かではありませんので念のため。
今年もどうやらシーズンに入ったようだ。農園回りの土手にも良く咲いていたが、草刈りの徹底の故か最近はトンと見かけ無い。草刈りの充実を、喜んで良いのやらどうやら。其処で通勤経路で探してみた。小さな峠越えで農園へと通っているのだが、峠の少し下側の路傍にぎょうさん咲いているのを発見した。注目する人は無く、車は急ぎ足で通り過ぎるのみ。大半の方々には無縁の産物のようだ。
路肩に車を止めしばしの撮影タイム、白色一色なので華やかさは無いが、水気を帯びてどことなく清楚な佇まいを醸し出している。携行しているのがコンデジなので画質の程は期待できないが、記録として画像に留めておく。ホタルはともかくとして、せめて蜂でも飛来してくれたらと期待するが無理なようだ。花と蜂との2ショットが撮れれば映えるのだが。
ホタルブクロは日当たりの良い場所を好む多年草。多くは林縁などで見掛けるが、上述のように畦際でも咲き誇ることがある。私宅付近でもそうした事例で、道路際の一寸した隙間に群生している。今年は未だ訪問してないが、近々立ち寄りたい。ちなみに私宅界隈は山の中の小さな住宅地、雑木林を切り開いた地形だ。標高は少し高めで、東南海地震が発生しても津波の心配はほぼ無いようだ。
ホタルブクロを撮影していたら、ドクダミの花も咲き誇っていた。こちらは薬草で、幼少期の頃は良く血止めの薬として利用していた。近年は薬草と言うより野草茶の素材として利用されるようだ。ちなみに我が家で飲用している野草茶にもドクダミが含まれている、効能の程は不明だが。