木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

イノシシ襲撃第三陣

2024年11月15日 05時23分13秒 | 耕作放棄地

どうやら本格的なシーズン入りしたみたいで、イノシシの訪問が頻繁だ。居住地と思える場所からはかなりの距離があり、リスクを背負っての来訪だろうが、どんな魅力があるのだろうか。先般の来訪で残ったサツマイモは食べ尽くしたかと思う。他に魅惑的な食材は見当たらないかと思うのだが。行動は次第に大胆となり、我らの農園の全域に渡って徘徊している。一番奥まった子狸のサツマイモ畑も掘り返されていた。無論、サツマイモは掘り尽くした後なんだが。

今回、第三陣の襲撃と相成ったが、一番被害の酷かったのはチームリーダーの畑のようだ。彼の耕地で、植え込んだばかりのタマネギ畑が対象となったみたい。せっかくのタマネギ苗がひっくり返り、畝は掘り返されている。まさかイノシシがタマネギを食べるとも思えないのだが。狙いは地中のミミズなんだろうか。

彼の畑は耕耘した直後で、苗を植え込む為に段取りしたのだろう。イノシシにしたら柔らかい土壌で掘りやすい敵地と踏んだのかも知れない。被害状況は画像でご確認下さい、でんぐりかえった苗達と掘り回されたタマネギ畑、もう一度基礎からのやり直しとなってしまいますね。

たまたま出動していた「大御所」がわめいていた。俺の畑も荒らされている・・・・・と。先般レポートした、掘り返されたサツマイモ畑の事だ。10株ほど残っていて掘るのを楽しみに待っていたのに。1年間の待機となってしまった模様。味を占めたイノシシ達が定期的に来訪するようになれば、イモ類の栽培は困難となる。栽培品目の再検討が必要となるかも。

イノシシの徘徊は農園全域に渡ると記したが、無論、大御所の別の畑も襲撃対象だ。何を狙ったのか彼方此方にくっきりと足跡が残されていた。イノシシは雑食の傾向、イモが無ければ他の食材でもOKと来てるから、手に負えない。食べれると思えば手当たり次第なのだ。

 

 

 

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エンドウの植え込み

2024年11月14日 05時03分57秒 | 耕作放棄地

エンドウの植え込みシーズンを迎えた。11月の中旬、早くも無く遅くも無い、手頃な時期であろう。既に下準備は出来ている。本日のミッションは種蒔きだけだ。想定は「実エンドウ」と「スナップエンドウ」の2種類、恐らく短時間で終了だろう。心爽やかに種蒔きに取り掛かる。まずは袋を開封し、粒数を確認する。畝の準備具合から見て1箇所3~4粒蒔けそうだ。多少は補植用の苗も作りたいので、少々余るようにとの段取りだ。

まずもって畝上を転圧する。土壌に平鍬で圧力を掛け、空気を押し出して種子と土壌を密着させる為だ。スナップは数量が多いので1箇所4粒とした。株間を30センチ前後とし、密植を避けるようにする。ちなみに実エンドウは少なめだったので1箇所3粒とした。種は基本的に淺植え、軽く土壌を被せて更に両手で転圧する。この時、種は接触させず少し離した方が良さそうだとは巷の声だ。

2列の畝にそれぞれ品目を分け植え込んだ。想定どおり多少種子が余ったので、補植用のポット苗をも作ることにする。本当は発芽用の土壌があるのだが、手元に無いので畑の土で代用だ。両者5ポットずつ準備した。ピンク色のポットがスナップ、黒色のポットが実エンドウだ。最悪、畝の種子が発芽不能だった場合に流用する予定だ。

肥培管理用の目印として種子袋を畝端に埋め込んだ。子狸の癖だが、一目で何の栽培か解りたいのが本音、全部を記憶に留めるなど子狸にとっては至難の業なのだ。仲間達は専用ノートを作って図化し、管理しているようだ。子狸も初期にはやっていたのだがノートが増えすぎて混乱状態となり、結果継続不能止むなしとなってしまった。

今頃種蒔きすれば、冬場の寒波激しき頃は20センチ前後位の茎丈で冬越し出来るかと踏んでいる。最悪の事態ともなれば頂戴してきた籾殻や稲藁でカバーする段取りだ。エンドウの茎が霜にやられ無いように注意深く見守りたい。

 

 

 

 

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九度山の柿を求めて

2024年11月13日 05時06分56秒 | 余話

毎年この時期になると決まって出かける場所がある。紀州の北東部だ。行政区で申せば橋本市周辺、紀ノ川を中心として河岸段丘に挟まれた地域である。土壌に恵まれたのか果樹栽培が盛んで、とりわけ柿が名産だ。地元では「日本一の柿の里」と自称しておられ、賞味してみれば、看板に偽りありとは言えないだろう、と思う。とりわけ「富有柿」は秀逸だ。イソイソと毎年通うのも富有柿を求めて・・・・・・の一念だろう。

今年も道の駅を訪ねてビックリ仰天、何時もならてんこ盛りの贈答品用柿箱が平積みされており、しかも自家用ですとの注意書きまで。つまり贈答用としては適正で無いと表現しておられるようで・・・・・・・。念のためスタッフに尋ねてみると、今年は夏場の酷暑とカメムシの大出没で甚大な被害を被り、例年よりも作柄が非常に悪いとか。探しまくって、富有柿ではないがヒラタネの柿箱を見つけた。幸いにして求める数量があったので代用することに。

ご承知かと思うがヒラタネは渋柿を渋抜きしたもの、どちらかというと贈答用と言うより自家用かな。まあ事情が事情だけに古くからの知人にはご容赦を頂こうかと。世間では野菜類が高騰してるとの噂が姦しいが、気象異変が原因とすればやむを得ないのかも。我々の野菜栽培も今年の収穫は今一だった。同様に酷暑が原因かと思いたいが、お前達の栽培技術だろう・・・・・・・との陰の声が聞こえそうで。かって緊急事態ともなった「砂漠飛びバッタ」の出没だが、中国でストップし我が国への飛来が無くて本当に幸運だったようだ。

我が家の自家用にはビニール袋に詰められたお買い得品を求めた。少々多くても柿は日持ちがする。しばらくは保存が可能だろうから、食事毎に頂きましょうかな。帰宅後、早速に試食をと開封してみれば、小さな傷や黒い斑点が。やはりカメムシの被害が少なく無いようだ。まあ食後に囓る分には支障は無いのだが。それにしても果樹農家の方々は大変だったろうと思う。無数の柿の樹にどうやって消毒するのだろうか、ドローンかな。

 

 

 

 

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ネット環境の構築を

2024年11月12日 05時09分47秒 | 耕作放棄地

マメ科を大別すると、「ツルあり種」と「ツルなし種」とに分類される。子狸は概ねツルあり種の選択だが、難点は支柱をベースとしたネット環境が求められることだ。資材とある程度の手間暇とを要求される。現在エンドウの栽培に向け取り組んでいるが、毎度の事ながら資材と時間とに悩まされる。子狸の基本方針は竹の支柱によるネット環境の組み上げだ。

近くに地主殿の竹林があり、資材は現地調達との手法。1回作れば少なくとも数年は持ってくれる。手持ちの支柱も経年劣化で老朽化しており、新規作成が必要かとも思ったが、もう1年は持ちそうだ。せっかくの資材、最後まで有効活用していこうかと思っている。

竹林にとっては程よく伐採する方が管理面では望ましい。孟宗竹はタケノコ生産が主たる目的だが、農園の竹林は真竹だ。歴史上、近くに竹細工職人が多数存在された故の品種選択だろう。この点、非常にラッキーで、資材としては孟宗竹より加工しやすく支柱も作りやすい。

さて本年も組み上げてみたが、何とか持ちそうで安堵している。しかしながらネット環境はデコボコしており、何よりも美観が伴わない。子狸の悪い癖で、ある程度の出来で妥協してしまう・・・・・傾向があるようだ。ご参考までにお隣の百姓候補生氏のネット環境と比較してみようかと。結果は一目瞭然だろう。彼のネットは石垣直角風、何度見ても美しいのだ。栽培結果の成果には支障ないが、出来れば秀麗な農園風景でありたいもの、美的センスも百姓の要件かなと。

〇百姓候補生氏のネット環境です。

 

 

 

 

 

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作業は迅速・秀麗に

2024年11月11日 05時23分21秒 | 耕作放棄地

どんな作業であれ一緒かと思えるが、スピードと美観とは必要不可欠かなと。農作業も然りで、同じ内容なら短時間で取り組み且つ仕上がりの秀麗さが求められるだろう。仲間内で注目してるのがお隣の百姓候補生氏、何せ作業の早いこと、しかも仕上がりは綺麗にときている。どのような魔法を使ってるのかと不思議に思えるほどだ。具体例を眺めて見よう。当節、タマネギやエンドウの取り組みを行っているが、エンドウの栽培準備を見れば一目瞭然かと。

工程管理は人により様々だが、一般論で言うと①耕耘作業+元肥のすき込み、②畝立て、③ネット環境の構築、④種蒔き、⑤肥培管理、・・・・・といった順番となるのでは無かろうか。子狸の作業例で言うと数日掛かるのが通例である。ところが彼はたった1日で①~④までを処理してしまう。しかも仕上がった状態は定規で引っ張ったような印象で、何とも美麗だ。どんなマジックを使えば斯様な結果となるのだろうか。

画像で眺めて見よう。全工程を描写しなくとも、ネット環境だけを見ても掌握出来るかと思われる。とりわけネットの張り具合にご注目あれ。まさに直線状態でしょう。

基本的には個人の性格(性分とも)に基づくものかと思っている。子狸と彼とを比較対照してみるとよく解るが、子狸は大雑把でザクッと把握するタイプだ。反して彼は理詰めで数理的に突き詰めていくタイプ。この違いは大きいかと思われる。畝立てを見ると違いが把握できるかと。子狸の畝はやや曲線状で彼のは直線だ。

無論、栽培結果については左程の違いが生じるわけでも無い。しかしながら進捗状況や結果については秀麗である事が望ましいだろう。美醜で言えば、醜よりも美の方が歓迎されるのが通例かと。

 

 

 

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