木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

三度目の正直とは言うが

2024年11月20日 05時32分13秒 | 耕作放棄地

気象異変が原因だろうか。今年の栽培は何もかもがイレギュラーなようだ。冬物野菜は1ヶ月程遅れて9月末から蒔き始めた。通常なら暫くの後に発芽して徐々に発育する。今年は発芽までは順調だった。幼苗となって、育ってくれよと願う内に害虫たちに食害され消滅してしまった。無論、消毒も行ったが効き目は無かったようだ。耐性を付けたのか、連中が強烈だったのか。1回目は諦め。二度目の種蒔き・・・・・結果は同一だった。遅いかもと思いつつ、再奮起して三度目の種蒔き、何とか発芽には到ったものの芳しく無い。

品目によっては2~3センチ程度の幼苗のまま、ミズナなどは再度食害されてほぼ消滅だ。流石に11月の下旬ともなると四度目の種蒔きとも行かないだろう。残念だが今年の冬野菜は壊滅状態かも。かろうじて期待できそうなのは、キャベツ、ダイコン、程度だろうか。

冬野菜の種蒔きは8月の下旬から、アンタのタイミングが悪かったのだ・・・・そんなご批判もあろうかと思うが、今年の8月末など酷暑の真っただ中で種蒔きどころでは無かったのだ。気温の低下を待ってる内に1ヶ月ほどずれてしまった。責任転嫁を行う訳ではないが、気象異変の故と考えたい。海でも海水温の上昇で、魚種の変化や磯焼けと呼ばれる特異現象が生じているそうな。

冬野菜の植え付け状況を画像でご紹介しておきます。種蒔き後、1ヶ月前後の経過だが幼苗のままで、大きく成長出来そうな可能性は薄いようです。暑い時は暑く、寒いときは寒い、・・・・・こんな当たり前と思える条件がどうも変動しているようで、たかが野菜栽培なれど、摩訶不思議な現象と向き合わねばならないようです。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ターゲットはサツマイモ

2024年11月19日 05時28分07秒 | 耕作放棄地

連日のようにイノシシの襲撃に遭っている。多くの仲間達が被害を被り、修復や植え替え等に追われている。害獣の中でも強烈タイプで対応策がなかなか見当たらないのが現実だ。連中の襲撃だが、恐らくはエサ探しかと思われる。夏場の酷暑の故か、山々のドングリ等が不作だったのだろうか。連中の住処と推測する場所からは結構離れている。リスクを背負っての出没かと思うが、切羽詰まっている状況なのだろうか。

シシ達の攻撃だが、手当たり次第という状態だ。それでも仲間達の農園を眺めていると一定の傾向が覗える。広く深く掘り返しているのは何れもサツマイモ畑なのだ。攻撃趣旨がエサの確保と仮定すれば納得できる現象だ。子狸もイモ畑の被害が一番大きかった。無論、サツマイモ自体は掘りあげた後だったので、心配不要だったが。被害は畝が破壊されたことだ。そのまま流用してジャガイモの植え込みにと思っていたのだが。

狙ったサツマイモが無いので苛立っているのだろう。彼方此方と畝崩しを行っている。ちびた子イモが2~3個残っていたが、僅かな分量で見向きもしないようだ。それとも漆黒の闇で気付かなかったのだろうか。

こうも襲撃来訪が頻繁だと農作業が困難となる。我々が栽培しているのは、連中に取ってエサそのものと言えるかも。じゃあ彼らが苦手な品を栽培したら・・・・・・・との声もあろうかと。念のため調べてみたら、一説ではイノシシの嫌う品目は次の通りだとか。①シソ、②ゴボウ、③ミント、④白ネギ、いずれも栽培する仲間達がいないか少ないかの品目だ。困った、どうしたらイノシシへの対処が出来るのだろうか。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソラマメ畑の補修

2024年11月18日 05時04分16秒 | 耕作放棄地

イノシシの襲撃第四陣で百姓候補生氏のソラマメ畑が破壊された事に触れた。早速、彼に連絡を取ったところすっ飛んでの来訪、やはり気がかりだったようだ。現場を見て愕然、嘆いてもどうしようも無いので、意を決し補修に掛かる事に。幸い植え込んだ直後で土壌は柔らかい。スコップで概略の土寄せをし、その後は両手を使って細部を仕上げる。倒壊したソラマメの苗は被害後30~40時間程度、根は死んではいないだろう。未だ間に合うはずだ。

彼の尽力で破壊されたソラマメ畑は無事に復活した。苗も元通りの直立した姿に。眺めた印象では被害に遭ったとは思えない状況だ。早速水撒きをして養生する。後、気がかりなのは根が再活着してくれるかどうかだ。上述したように30~40時間のロスなので何とかと期待を込めたい。

〇ソラマメ畑の補修前

〇ソラマメ畑の補修後

彼のソラマメは被害に遭ったが、子狸のソラマメは無事だった。彼の畑より奥まった位置にあり、今のところ気付いては無いようだ。まあ時間の問題かと思われるが、苗の段階なので食用では無いだろうと思う。趣味としての破壊工昨だろうか。

ソラマメに限って言えば実が付く頃が要注意だ。好みのエサかどうかは不明だが、イノシシは雑食性、いわば何にでも食らいつく意地汚い動物だ。来年4月~5月にはソラマメの実を狙った襲撃が予測される。その前にジャガイモが対象となる確率が高いとは思えるが。

一般に害獣対策として捕獲罠の利用が考えられるが、イノシシ対象だとそう簡単では無い。まずもって免許が必要だし、よしんば取得しても捕獲後の対処が我々では困難だ。頼れるのは猟師さんだが近隣では見当たらない。聞くところによると、北海道では猟友会が熊撃ちの出動要請を断ろうとの検討中だとか何とか。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イノシシ襲撃第四陣

2024年11月17日 05時08分59秒 | 耕作放棄地

叉もやの襲撃、連日の来訪のようだ。被害対象が日々大きくなっていく。今回、重点的に狙われたのは百姓候補生氏の畑と子狸の畑の模様。詳細は画像でご確認戴きたいが、彼方此方の耕地が掘り返され、植栽物が倒壊し、畝自体が壊されている。まるで破壊工作を楽しんでるかのようで、連中の食事風景とも思えない。何が狙いなのかと問いたくもあるが、返答は期待できないだろう。推測するに生きんが為のエサの確保かと思えるが、手当たり次第と言った印象で、周囲への配慮等は皆目見られ無い。

子狸の耕地ではネット環境がつぶされ、ニンニクは掘り返され、イモ畑は畝の崩壊へ。そのうえ、彼方此方歩き回って畝上には無数の足跡が。百姓候補生氏の耕地では植え込んだばかりのソラマメが倒壊していた。イモ畑は錯乱状態、タマネギ用に新設された畝は完全に破壊されている。修復しようと思えば大変な手間暇であろう。何よりも倒壊された苗類が無事に再活着できるのかどうか。

これまでもイノシシの来訪はあった。しかしながら不定期の来訪で僅かな回数、被害は部分的な掘り返し程度だった。今年は頻度も高く、襲撃内容は悪質だ。連中に節度を求めるのは期待外れだろうが、程度問題も程々にしてもらたい。サツマイモに拘っているのか、掘った後のイモ畑を崩壊しまくっている。恐らくだが、残りイモが無いかと探しまくったのであろう。

これだけサツマイモに執着されると、イモ類の栽培自体を再検討しなければならないだろう。年明けの2月からはジャガイモへの取り組みが始まる。ジャガイモも連中の好物、植え込んだら狙われるのは必定だろう。さてさてどうしたものか。

被害状況の確認に努めていたら長老のご出動のようだ。ネット類を借りてるぞ・・・・・との報告。何でも師匠のミカン畑がカラス軍団に襲撃されているとか。一部だけでもネットでカバーして防備をとの作戦のようだ。日頃お世話になっている師匠のこと、多少は恩返しのまねごとなどもしておかないと。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残り物には福がある

2024年11月16日 05時01分05秒 | 耕作放棄地

カレンダーを捲ると11月の中旬、季節の分類で言うと「晩秋」に相当するかと。こんな時期に「夏野菜の撤収」とは、と疑問に思われるだろう。無理も無い、しかしながら列記とした夏野菜が今尚残っているのだ。何度かレポートしてるかと思うが、ナスとピーマンが今も尚健在なのだ。流石に勢いは衰え、実の付きも悪くなってきた。タイミング的にも限界かと感じ、本日撤収することに決定。

意を決して作業に取り掛かる.まずもって支柱へのくくり付けを外し、ポールを抜き取る。その後はスコップを使っての茎の抜き取りだ。枝葉が大きく、なかなかスコップが打ち込みにくい。何度か繰り返して1本を掘り出す。以下同様にしてナスとピーマンの全部を抜き取った。

抜き取った茎類は横の畝に積み上げ、しばらく乾燥させる所存だ。水気を多く含むので乾燥にはかなりの日数が必要だろう。乾き次第焼却処分とするのは雑草類と一緒だ。余分なものは畑に存在させないこと、これに尽きるかと。それにしてもナスとピーマン、最盛期の7月から4ヶ月以上、多くの実りをもたらしてくれた.野菜が高騰している当節、非常に有り難い存在であった。

今年は夏場の酷暑と害虫の存在で収穫物は今一であった。ナスとピーマンだけは不思議と害虫被害も少なく、農薬消毒の必要性も無かった。いわゆる完全無農薬栽培の野菜である。市場で入手しようと思えば専門店に出向き、相応の対価を支払う必要があるであろう。

本日、ナスとピーマン共に完全に抜き取った。夏野菜は農園から撤去されたのだ.撤収に当たって最後の残り物を収穫した。流石にもう無いだろうと踏んでいたが、ビニール袋に二杯分程残っていた。残り物には福があったのだ。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする