神足神社
旧神足村の産土神。式内社で、「延喜式」にのる乙訓19座の1つで「神足神社」とみえる。
また、文徳天皇の斉衡元年(854)に国の官社にあげられている。祭神は「舎人親王(天武天皇の子)」であるといわれている。
当社には「桓武天皇の夢」として次のような伝説がのこっている。<田村(神足村の旧名)>の池に天から神が降り立ち、宮中を南から襲おうとした悪霊を防いでおられた夢を見られたという。
天皇は目覚められ、田村にこの神を祭る社を建てさせ、太刀と絹を秘蔵させた。>以後、この社は「神足神社」と、田村は「神足村」と呼ばれるようになったといわれる。
付近の小畑川の近くには弥生時代から古墳時代におよぶ集落遺跡があって、この地の開発の古さがしのばれる。今は本殿と摂社埜神社があるにすぎない。
境内にある凝灰岩と社務所の沓脱石は、ともに付近の恵解山古墳から発掘した石室の天井石とつたわる。
明治32年
元禄17年(1704年)
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