柿ノ木腹帯地蔵尊
「両替町1丁目の地蔵堂には、安産に霊験あらたかと信心をあつめている柿ノ木腹帯地蔵が祀られている。
近くの願船寺に残る寺伝によると、聖徳太子が仏法を広めるため伏見の里を通ったとき、不思議なことに空に妙なる音楽が響き、周囲に芳香がただよい、柿ノ木に紫雲がたなびいて、そのなかに地蔵菩薩が顕現したという。そこで、太子は柿の霊木から地蔵菩薩を彫刻したところ、その夜、一人の僧が現れ、、広く人々に仏法を説いて、さまざまな迷うから解き放ち、悟りをひらかせるよう語ったという。
古くは船戸村(現在の両替町1丁目柿ノ木浜町)に鎮座していたが、兵火によって堂宇が荒廃してしまったので、願船寺に移された。妊娠した女性がこの地蔵さんに願をかければ、安産で母子ともに健全、しかも子孫は長く富有を楽しむことができると信じられている。また、地蔵秘伝の五香湯があったらしく、秘薬を服すれば胎内の子どもは無病息災なりと信仰されていた。
地蔵尊 前回の記事 ➡ 地蔵尊伏029 伏見桃山町金森出雲 の 地蔵尊
川柳
譲られる側にもマナーある車内 /いまいち君
下のユーザー地図で京都の記事探索が出来ます。試してみてください