天台宗妙法院派の寺で、洋風建築の本堂には阿弥陀如来像を安置する。当寺は境内の背後に「谷口古墳」といわれる円墳があって、江戸時代には桓武天皇陵といわれた。それを守護するため、文政4年(1821)叡山の僧堯覚が有栖川宮韻仁親王を奉戴して一宇を創建し、浄蓮華院と号したのが起こりである。さらに万延元年(1860)その弟子堯雄は御影殿を建て、天皇の菩提を弔った。しかし、明治になって検討され、御陵は単なる伝説にすぎないことが判明したが、古墳としては古墳時代後期の築造と認められ、深草地方に現存する数少ない古墳で貴重な存在となっている。当院は、幕末の頃、勤王の志士飯田忠彦が隠棲し、『野史』291巻を執筆したところである。手記等が当院に所蔵されている。
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川柳
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