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京都の昔の話題0025 京都所司代の屋敷跡 庭池の遺構

2021年01月16日 12時26分34秒 | ニュースいろいろ

 

0025 2020年6月

京都所司代屋敷跡・二条城北

庭池遺構に木製地下水路

江戸幕府が二条城北側に置いた京都所司代の屋敷跡で、木製の水路「木樋」を備えた庭池の遺構が発見された。

池底より深部の地下に、水面の高低差を生かして水を流す「逆サイホンの原理」で導水するように埋め込まれている。

 

江戸時代の京都所司代は関ケ原の戦い(1600年)後、実質的な初代に板倉勝重が任じられ、幕末の1867年に廃止された。

朝廷の監視や上方の訴訟処理の役割りを担い、幕府老中に次ぐ格式とされた。

庭池の遺構は政庁があった上屋敷跡にあり、17世紀後半以降にでき、明治時代に埋まったとみられる。

今回の遺構は、所司代を描いた絵図によると、池を意味する「泉水」の南端に当たる。

他に、上屋敷の「塀中門」や馬をつなぐ「馬立所」、弓道場の「射場」も絵図通りに見つかり、

天明の大火(1788年)で焼失し、再建されたことも裏付けられた。

ここは、平安京右京二条二坊二町に当たる。

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        江戸時代 京都所司代跡

        寺院北0499 光悦寺 日蓮宗

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