寂正山 信楽寺(しんぎょうじ)
開基 僧智円 永禄4年(1561年) 浄土真宗 本願寺派
永禄4年(1561)の創建 天台宗から浄土真宗にかわる。浄土真宗として出発した当時は、惣道場であり、寺号を西本願寺から賜わったのは天保2年(1831年)である。
本尊は 阿弥陀如来立像 他に 親鸞聖人画像、蓮如上人画像、聖徳太子画像を有する。
切支丹宗門御制禁寺請帳がある。
安永4年(1775)の寺請帳がこの寺に残っている。これは江戸時代、庶民がキリシタン信徒でないことをその檀那寺に証明させた(寺請制度)
江戸幕府は、寛永11年(1634)にキリシタンを禁止するとともに宗門改によって宗徒を探索し改宗帰仏者から請印をとったが後には、この請文が一般化し、庶民は所属寺院を檀那寺としてキリシタンでないことを証明した。
庫裡は旧二条家の居宅を移築したものと伝えられ、今も屋根瓦は菊の紋入りのものがそのまま残っている。
寺院 前回の記事 ⇒ 寺院木津川0673 大龍寺 浄土宗 知恩院派
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