浄土宗の尼門跡寺院(代々皇女や摂関家息女が法脈を継いだ寺院)である。
14世紀半ば、後光厳天皇の皇女・見子内親王によって創建された。
内親王は深く仏教に帰依し、宮中に安置されていた唐の善導大師像を当寺に賜った。
崇光天皇の旧御所・入江殿を賜って寺院に改めたことから入江御所とも称される。
厚く浄土宗に帰依した後柏原天皇(在位1500~1526)は、国の平和と国民の安泰のため、
宮中で善導大師の六時礼賛(一日6回礼賛を行う法要)を勧められた。
そのうち昼の3回は当寺で勤修するように定められたことから、
寺号を三時知恩院としたと伝えられる。
以来、皇女が相次ぎ入室され、明治維新に及ぶ。
天明8年(1778)の大火で堂宇は焼失し、
現在の堂宇は桃園天皇女御・恭礼門院の旧殿を賜り再建されたものである。
なお、善導大師像は秘仏で、毎年3月14日に開帳される。京都市
ここは 何でしょう
塀の中なので お寺の境内にある
しかし、 さらに ブロック塀があって 寺とは区切られています