新聞等を読んでいるとよく出てくる言葉です。
覚えておくと便利なので、簡単に説明します。
教科書にも出てくる言葉なので、予習・復習に役立ててください。
インフレとは、
1パック150円の卵をスーパーで売っています。
↓
スーパーが利益を出したいために300円で売ります。
↓
この現象は、物価(卵の価値)が上がり、お金の価値(倍の金額を払うため)が下がったということになります。
このインフレのいい点は、
物価の価値が高いため企業に利益が出る
↓
企業に利益が出れば給料が上がる
↓
給料が上がれば消費が進む
とお金が回り、
経済が発展していきます。
逆にデフレは、
1パック150円の卵をスーパーで売っています。
↓
スーパーが売れないために75円で売ります。
↓
この現象は、物価(卵の価値)が下がり、お金の価値(半分の金額を払うため)が上がったということになります。
物が安く買えるため消費が進む
↓
消費が進めば企業に利益が出る
↓
企業に利益が出れば給料が上がる
↓
給料が上がればさらに消費が進む
となり、
インフレと同じように、
お金が回り、経済が潤います。
ただし、どちらも進みすぎると、経済が破たんします。
インフレの場合だと、どんどん物価が上がり過ぎて、物が売れなくなります。
物が売れなくなれば、企業は利益が出せないので、倒産してしまいます。
倒産すれば、失業者が増えてしまいます。
デフレの場合は、逆に物価が下がり、価格競争で、さらに下げます。
下げ過ぎて、企業が倒産、失業となってしまいます。
日本はずいぶん長い期間デフレでした。
アベノミクスの影響で、昨年はデフレ脱却なるかと言われましたが、
現在は円高・株安で明るい未来とは言えません。
今から10年近く前、何気なく小学生から質問された時の彼女の答えは、
「それなら、減税でお金をばらまけばいいじゃない」
でした。
※正直、小学生が減税を知っていて驚いたのは事実です。
その小学生が今は大学生で、経済を学んでいます。
でも、日本人にはかなり難しいです。
と言うのも、日本人は貯蓄大好きです。
減税分消費にはなかなか回りません。
お金は使い過ぎない範囲で、買い物をすると経済はよくなります。
その影響もあり、今は、値段以上のものが求められています。
でも、そうすることで、今の経済は支えられているのかもしれません。