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子どもが進みたい学校 親が行かせたい学校 続 参考用

2021-02-17 13:34:39 | 日記
続きです。
今は、割と聞くようになった毒親・毒母。
正直どこからがそうなのか、線引きは難しいです。

よく言われるのは、「中学受験」「大学受験」です。
本当は、本人はしたくなかった…
我が家も、中学受験経験者ですが、受験前には、かなり親子で話し合いをしました。
田舎なので、周囲にしている人は、少数派ということもあります。
実際、年齢を知っている近所や職場の人は、
「娘ちゃん、今年受験で大変だね」
と言われます。
一般的にそうなので、気持ちはわかります。

娘も「大学は国公立にして」
と言われるのは嫌なようです。
あと、彼女の学費の計算も嫌がります。
※学費の計算は、私の部屋で私が計算しているときに、言われました
でも、
「好きなところに行きなさい。あなたのしたいようにしなさい」
と言って、土壇場でダメというほうが、ならいいのか?
現実的に出せないもの、ない袖は振れません。
娘が行きたい医学・薬学は、私立だと、学費だけで何千万円の世界です。
雑誌やネットで掲載されている300-500万円台の世界ではありません。
親も子も、どうなるかわからない世界に大金を払って、
勉強するのです。
そして、その結果が、本当に職業につながるのか、わからない。
無駄になっても、ああ仕方ないよね。これも経験だから。
あなたの人生だから、行ってよかったじゃない。
なんて笑える家庭が一体、この日本にどれだけあるのか。
親にしてみれば、かなり危険な賭けなのです。

若いときに子育てが終了する50歳なら、またそのあと挽回もできますが、
我が家は晩婚の高齢出産。
もし、子どもが順調に卒業しても定年前です。
そう、あとがないのです。
あ、貯金が全然ないわけではないですよ。
あると言っても、子どもの大学費用や一人暮らしがそこそこできるぐらいです。
教育資金と老後資金は常に綱引き状態。
娘には、ある程度してやりたいけど、そのあとの老後が…
という葛藤があります。
また、まだ娘には話していませんが、
もし車のEV化となれば、石油関係のパートナーは失職します。
50も過ぎて、いったいどこが再就職として雇ってくれるのか…
そういう不安もあります。
すぐすぐには失職しなくても、数年後にはそうなるのかもしれません。
そんな安定しない我が家に、
「私立で好きな勉強をしなさい。お金は心配しないで」
なんて言えません。
子どもも大変ですが、親も大変なことを知ってほしいのです。
娘には、高校になったら、こういう状況も話していきたいと思っています。


子どもが進みたい学校 親の行かせたい学校 参考用

2021-02-17 07:31:23 | 日記
今我が子は、中2です。
現時点では医師になりたくて、毎日奮闘中。
でも、まだまだ成績が足りないのが現状です。

我が家は、医師家計ではないし、そんなにお金持ちでもないので、当然進学先は、
国公立に限定されます。
でも、中学受験をしたご家庭や医歯薬関係に興味がない場合、
今の医学部の偏差値と言うのは、実は、東大や東工大クラスと言うことを知らない人が多いです。
私立なら楽と言うこともなく、ほかの学部は50程度の偏差値が医学部だけ60近い。
そんな大学が大半です。
授業料だけでも3000万円。
本当に想像を絶する世界です。

昨日偶然ネットで、
「本当は美大に行きたかったけど、親が行かせてくれなかったので、後悔している」
という投稿がありました。
それに対して毒親だと。
また、昨日上大岡トメさんの「子どもが引きこもりになりかけたら」という本にも、似たようなことが書いてありました。
子ども目線だと、「自分の行きたい学校に行かせてほしい」ですが、
親目線になると、「それで食べていけるのか?」となります。
ほとんどの人が、美大・音大を卒業しても、その方向に就職していません。
と言うか、できないのが現状です。
友人のお子さんが二人、ピアノとバイオリンを習っていますが、
3歳から14歳までで、もうすでに1千万円使ったと言っていました。
そう、子どもの習い事に、ぽんと、1千万出せる家庭ぐらいでないと、芸実系の学校に進学するのは難しい。
また、素人は、授業料程度しか目を向けませんが、美大なら画材や画集、教科書もかなり高い。
音大なら楽器や演奏会出来るドレス、海外で演奏を聞きに行くなど。
また、この2つの方面は、入学前に予備校に行くのが当たり前の世界です。

医療系なら安泰のイメージを持たれますが、国家試験ありきの世界で、
なれなかった場合は、「ただの人」になってしまいます。
また、意外にも、留年・退学率の高い分野です。
ですから、かなり難しい。
私学の医大は、東京医科大で話題になった今でも、裏口入学はなくなってはいないそうです。
国立ならあり得ませんが、私学は授業料をもらい、そこでどうなるかは本人次第という考え方の学校もあります。
ですから、入学=医師になれるとはつながらないこともあります。

わが子に行っているのは、
「大学は親が出すのは1回限り。ほかの大学や専門学校に受けなおすなら、自力で」
と言っています。
また、
「もし結婚して、子どもができて地元に帰りたくなった時、
何の資格も経験もないと、小売りのバイト程度しか職がない。
自分と子供を養えれる程度は稼げる職に就きなさい」
と言っています。
酷なようですが、ほかの方も書かれていましたが、
「身になるかわからない投資ができるのは、ひ孫まで働かなくても暮らせる財産のある家庭」ぐらいなのです。
行きたい道に入ってほしい。
でも、稼げない道に行ってほしくない。
親は、ほとんどこの意見を持っているのが、悲しいですが、現実です。