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実母とわが子の進路について話す 参考用

2025-01-16 14:01:39 | 日記

先日の日曜日、実母と夫の三人で、

ファミレスでランチをしました。

実は、この三人の食事は、そんなに珍しくありません。

お互いスケジュールが合えば、行くことがあります。

以前はわが子を入れて四人でしたが、

受験になってからは、ほぼわが子は不参加です。

食事の時、わが子の進路について話しました。

 

「共通テスト次第だけど、

まず県内に残ることはない」

と話した時、がっかりしていました。

実母にとって、わが子はたった一人の孫。

義母もそうです。

正に少子化の象徴です。

それもあり、実母や義母は、

わが子をかなり可愛がっています。

実母は今も働いて年金をもらっているので、

わが子に会えば、服や食事など、

お金を惜しみません。

お祝いやお年玉も合わせれば、

多分数百万円は下らないぐらい使っています。

一方、義母は、試験や学校の早帰りの時など、

学校に迎えに来てくれます。

年金暮らしなので、年に数回程度うどんやさんに

わが子と行くぐらいですが、

わが子は義母のほうが好きなのです。

それは、わが子を一切否定しないからです。

 

このふたり、元々の教育方針が違います。

実母はそれはそれは厳しく私と妹を育てました。

一方義母は、

「犯罪を犯さず、県立高校に進学し、就職すれば良し」

と言う考え方で、かなりの放任主義。

夜中に家から出ていこうが、数日帰らなくても、

一切気にしなかったそうです。

帰ったとき、

「連絡ぐらいはしなさいよ」

以上終わりみたいな感じだったそうです。

実母はお金も出しますが、とにかく口を出す。

服を買う時も、

「もう〇歳だから、そんな服はやめなさい」

など言います。

一方、義母は何も言わず、

「可愛い可愛い〇〇ちゃん」

と言って、わが子がすることなら、

なんでも受け入れます。

恋愛でもそうですが、否定されるより、

受け入れられるほうが、相手は好感を持ちます。

義母は意図はありませんが、

そういうわけで、わが子は義母が大好きなのです。

 

私には厳しかった実母ですが、

わが子にはそんなには厳しくありません。

これは妹が亡くなったことがかなり影響しています。

妹は、厳しく育てられた妹は、その反動もあり、

持ち前の要領の良さもあり、

かなり自由に育ち、

親の干渉が嫌で県外に就職しました。

世界的に有名な一流メーカーです。

バブルって、本当に恐ろしい…

学校の成績が今ひとつでも、

合格できたのですから。

最初の5年ぐらいは、妹も順風満帆でした。

でも、職場が異動になってから、いじめにあい、

拒食症から鬱も発病。

かなり長い間闘病生活をし、

亡くなりました。

妹に、

「もっと頑張れ」

と言ったから、取り返しのつかないことになった。

実母はそう思っています。

※妹がなった当時、頑張れは禁句ではありませんでした

 

それもあり、わが子の成績では目指す方向の国立大は

難しい話をすると、

「お金がないわけではないなら、

私立でいいじゃない」

と言い出しました。

夫は国立に行って欲しいので、

反発しましたが、

実母は実母なりに、

「妹のことがあるから、

一番がダメなら二番目に行きたいところに

行かせてあげて欲しい。

後悔のないように生きて欲しい」

との意見でした。

 

子どもの進路を考えて行く途中に、

色々分かったことですが、

『自分の行きたい進路』に進学できる少なさの現実には、

本当に驚きました。

と言うのも、私の友人の子どもはみんな

国公立大学に合格していたからです。

もちろん数字上のことはわかってはいました。

でも、わが子の通学する私立中高一貫校の医学部を狙っていた生徒が、

前期を落ちて後期に経済学部や

工学部に進学しています。

「私立に行かせることは出来ない」

次に考えたのが、その進路だったのです。

 

実際、諸々の出費を考えると、

私立の医歯薬獣というのはとてつもなく、

お金が掛かります。

クローズアップされるのは、学費ですが、

学費だけで大学に通えるわけではない。

国立がダメなら私立をというのは、

この学部に至っては、

経済的に余裕のあるご家庭の考え方です。

いえ、教育費にお金を掛けられるご家庭です。

落ちれば、次の方向も考えなくてはならないのです。

医歯薬獣以外でも、私立となれば、

文系でも平均毎年100万円単位の授業料です。

理系なら150万円は掛かり、院進学も視野に入れなければならない。

兄弟姉妹のいる家庭が全員分用意するには、

計画的にしないと、結構厳しいものがあります。

それに大前提として、受験し、合格しなければならない。

受験したら合格とはならないのが現実。

自分の成績に合った大学を受けます。

ですから、当初自分の考えとかけ離れた

方向に進む受験生のほうが多いのです。

 

わが子は中学受験100%合格しています。

この共通テストが、

もしかすれば人生最初の挫折かもしれません。

そうなって欲しくはありませんが、

現実は厳しい。

合格を願いながらも、覚悟も同時にしています。

 

 

 

 

 

 



1 コメント

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Unknown (ひゅう)
2025-01-16 22:05:29
妹さんの話は辛かったですね
今は働くことが嫌なら辞める選択があり、
救われてる人は多いはずです。
朝 仕事場に行きたくない時に、
家族から「休めばいいのに 無理して行かなくていいよ そのために休みがあるんだし」
って言ってあげると、気持ち的に楽になり職場に行けることがありますね。
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