離婚する場合、夫婦の9割が、
女性側に親権があり、
引き取るらしい。
今は、父親も育児に参加するので、
「親権を自分に」
というお父さんも増えているが、
30年前ぐらいは、
母親が当然という世の中で、
「親権が欲しい」
という父親は、
養育費を払いたくないという人ぐらいだった。
※私の周囲での話です
そんな中、
恋愛結婚をしたKさんと言う女性がいた。
社内報にも、掲載され、
それは幸せそうに見えました。
社内報には、
結婚・出産・死亡なども掲載され、
おなかの大きくなったKさん、
きっと近いうちに出産するだろうと思っていました。
ところが、社内報に掲載されていません。
もしかして死産なのだろうか…
私はそんな風に思っていました。
数年後、Kさんと仲良しのTさんが、
「社内報は、届を出した人が
掲載される仕組みだからね」
と、話しました。
「実は、Kさんは離婚したのよ」
そうだったのか・・・
「旦那さん側のお父さんが借金で
Kさん夫婦にも借りに来るようになって、
それで仲が悪くなったみたい。
子どもも出産はしたのだけど、
Kさんは引き取りたくないって言いだして、
旦那さんの親せきが引き取ったみたいよ」
離婚は夫婦だけで起こるわけではない。
この時、実感しました。
私「母親が引き取らないのは珍しいですね」
T「うーん、でも、可愛いだけで育てられないからね。
旦那さんがいないって言うことは、
自分ひとりで基本育てていくことになるでしょう。
お金だけでなくて、あらゆることを自分でしなくちゃいけない。
しかも、Kさん、旦那さんのこと、
かなり恨んでいたからね。
恨むような相手の子どもなんて、育てたくないでしょ」
私「そんなに?」
T「よくドラマとかで、【女性が一人で育てます】なんて
シーンが結構あるけど、実際大変だと思うよ。
働いて家事をして育児をする。
病気もだけど、保育園や学校以外にも、
子どもの習い事、PTA、子ども会、地区のことも、
全部引き受けないといけない。
お金だけでなく、子どもがどんな風に成長するのか、
わからない。
親孝行なのか、ものすごく問題を起こすのか?
独身だったら、新しい出会いもあるけど、
子どもがいたら、難しいからね」
私「そうですね」
T「それに、一般的には離婚して子どもを
引き取らない女性って、
まるで悪人みたいに言われるのよ。
母性だけで、引き取れるわけないじゃない。
ましては、憎んでいる人よ。
例えば、最初は優しかった
パワハラ上司の子ども、育てれる?
それと同じよ」
これとは別件ですが、実母が、
昭和の共働きと言うのは、
お父さんは「働くだけ」の人が多かった。
お母さんは、家事も育児も地区のことも
全部引き受けないといけない。
だからこそ、「これから辛抱しなさいよ」
という意味で、結婚式は、
女性が主役になっている気がすると話していました。
全部完璧にできて当たり前。
女性が弱音を吐くなんてもってのほか。
確かに、私の実母も、自由はなかった気がします。
父親は、野球をしたり、友人と飲んだりできても、
母親は趣味らしい趣味なんてありませんでした。
女性には「我慢を強いる」。
そんな時代でもありましたね。
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