この題名を見られた方は、ドキッと
された方もいらっしゃることでしょう。
実際、私もドキッとして、
図書館で借りました( ´∀` )
この本はコミックエッセイです。
初版は昨年の1月なので、
比較的新しい本です。
主な登場人物は、
作者のアベさんの5人家族、
共働きオンライン仲間の
インデンさん、町田かおりさん、
こちらも家族は出てきます
監修のフードライター白央篤司さんです。
どの家庭も、基本お母さんがご飯を作っています。
私が少し前、
「GWにご飯作りたくないよ」
と、ブログに書きましたが、
意外とそういうお母さんは多いです。
実際、三人のお母さんも日々のご飯づくりに
悩んでいます。
私が怠けもの(いやそれは確かにある)
代表ではなく、そう思うお母さんも多いのです。
このエッセイに書かれてありますが、
特に休みは、朝作れば、
昼と晩どうしようとなります。
平日は、お弁当なので、
そういう意味では、負担が少ないのです。
※私個人の感想です
パートナーは、
私と結婚した理由のひとつは
「料理がうまいから」でした。
ひとつと言うより、最大の理由です。
でも、これは、呪縛の始まりでもありました。
つわりで、炊き立てご飯やみそ汁のにおいが苦しくても、
「手作りを食べたい」
と言われ作り、
※休憩しながらマスクをして作りました
出産後、退院翌日から、弁当を作りました。
また、体調が悪くても、
「具合のいい時に作って」
と言われ、少し良くなれば、
家族の分だけ作り、横になっていました。
どうにもならなかった更年期の時は、
レトルトやインスタントを
利用しましたが、
かなり辛かったです。
このコミックエッセイに描かれてありますが、
そもそも食は子ども時代の家庭の影響が強いです。
私の母は、中学卒業後から、60歳まで正社員で働き、
75歳を過ぎた今でも、介護福祉士で
パート勤務をしている元気なおばあさんです。
母は、私が小さい時から手作りで、
外食はおろか、
総菜をまず買うことのない人でした。
それに対し、パートナーの母は、
離婚して3人男の子を育てましたが、
総菜をよく使う人でした。
そのため、食費は10万円はすると言われていました。
独身時代、家に遊びに行った時、
かなり驚いたのは、
まるまる1匹焼いた塩サバが出てきたことです。
「魚屋さんに売っていたから買ってきた」
と言われました。
豆腐の味噌汁も、お椀にはみ出る大きさの豆腐が1切れ
入っていていたり、
大きなボールに茶碗蒸しが作られたり、
豚汁やカレーライス、おでんの時は、
おかずはほかには一切無しなど、
家庭によって、随分違うものだと思いました。
アベさんのお母さんは、農家のお嫁さんなので、
9人家族の料理を毎食ひとりで作られることはもちろん、
法事の料理まで作ってしまう人です。
そんな中で育った男性は、
「手作りが当たり前」になりがちです。
このコミックエッセイで興味深いのは、
栄養と言うのは、1日ではなく、
1週間、1か月など長いスパン
で考える必要があるということ。
年に数回、保護者の方が経験する
給食参観日、
「え、こんなもの?」
と思われる場合があります。
でも、用意する方は、
いつもより作る量も増え、
食器も用意しなければならないので、
どうしても手の込んだメニューより、
早くできるメニューとなります。
また、わが家もそうですが、
おいしいときにはおいしいと言われず、
まずい時だけ、まずいと言われるので、
作る方のモチベーションは上がりません。
このコミックエッセイは、
「炊飯器以外の調理器具でご飯を炊く」
「家族にどうして欲しいか伝える」
など、とても大切なことが絵が描かれています。
是非一読なさってみてください。