たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

想い

2014年07月29日 | ko-ichiに捧ぐ

台風一過の岬の朝

台風一過のこの日、爽やかな朝を迎えながら

ある想いに浸っていました。



先月まで想いを寄せる人がいました。

ko-ichiが旅立った時にとてもお世話になった方。

今年1月三回忌の上京方々

お礼伺いに再会したのがきっかけで

メールや電話でのやり取りが続いていました。

ko-ichiと同年代で懐深く優しくて、

厳しい世界で頑張っているそんな尊敬できる人。

ko-ichiが旅立った同じ年に亡くされた奥様を

まだ深く想ってらっしゃって

私とはご縁が結ばれませんでした。


やり取りしている間はドキドキしたり胸が高鳴ったり。

こんな気持ち何年振りだったろう・・・。

ko-ichi以外の人は考えられなかったけれど

まさかこんな気持ちになるとは想像もしなかった。

結ばれなかったのは悲しいけど

それでも前を向いて生きる元気が出てきました。

台風一過の岬の朝と自転車

もしかしたらこの出会いは

ko-ichiのプレゼントだったのかしら。


この日の朝、自転車を走らせながら

ふとそんな事を思いました。

未だ想いは引きずっているけれど

この胸の痛みは忘れないで

生きるエネルギーに換えていきたい。



“人生そんなに甘くねぇーぞ。

でも、生きていればまた縁があるさ”



ko-ichiがそんな事を言ってるようです。