たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

初「槍」!! ― その3

2006年08月29日 | 山歩き

06年8月21日

さあ、本日はいよいよ槍ヶ岳へ到着します。

3日目: 西岳 <東鎌尾根> 水俣乗越 ― 槍ヶ岳山荘 ― 槍ヶ岳山頂 槍ヶ岳山荘泊

東鎌尾根へ

ヒュッテ西岳出発 【4:50】 ヒュッテ西岳出発です。

朝からお天気が良さそうでなく、しばらく歩いたところで雨が降ってきました。

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槍ヶ岳への道行く先がモヤってよく見えません。この時点でレインコートを着ています。

水俣乗越

【6:25】 ここが<水俣乗越>。槍沢へ下る道が左に伸びています。

東鎌尾根だぁ

東鎌尾根を進みます。

歩き甲斐がありそー

登ったり、下ったりいくつもの段々があり、歩き甲斐がありそー。

どんどん進み、丸太の階段を登っていると、目の前に現れたのは、

雷鳥♪雷鳥ではありませんか♪(*^o^*)v

なんと、道案内してくれるように、チョコチョコと私たちの目の前を行ったりきたり、来るまで待っててくれたり・・・。

保護色になっているので、分かりづらいですが・・。

そんな心癒されるひと時を過ぎ、

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東鎌尾根のはしご こんなはしごを降り、

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ぞくぞくと

あとから何人もの人たちが降りてきます。途中、「お先にどうぞ~」と私たちはいつも譲ってマイペース。

お花たち

イワキキョウとウサギギクこの道のりにもこんな可愛いお花たちが咲いていました。

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槍ヶ岳へ

ヒュッテ大槍さらに進むと、<ヒュッテ大槍>が見えてきました。

【9:10】 ここで休憩。コーヒータイム。

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槍まであと少 さあて、あともう少し!

ガレた岩場を歩きます。

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槍ヶ岳をバックに「槍」が見えてきました。ガスってますが、ko-ichiの後ろにうっすらと出ているのが分かりますか?

槍ヶ岳山荘

<槍ヶ岳山荘>が見えてきました。【10:50】 到着です。

槍ヶ岳頂上へ

槍の頂上へ山荘で宿泊の手続きを済ませ、このときのために持ってきたサブザックに簡単な荷物を詰めて、お天気が悪くならないうちに早速槍の頂上へ!

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槍の頂上へ向かって登るまるでロッククライミングに近いものがあります。慎重に慎重に登ります。

ちなみに、下りはもっと怖かったーー(~_~;)

ko-ichiから、「そう、ゆっくり、ゆっくり、な」、「もっと下に足を下ろして、そう、そうだ!」と声をかけられながら降りました。

槍の頂上

【11:55】 槍の山頂到着

槍の頂上から下を望む。ブルッ ガスっていて周りの景色は望めませんでした。下をのぞくと・・ブルっ!!

それに、なぜかハエのような虫がブンブン飛んでいました。3,180mの山頂に「なぜ?」。

槍の山頂に上る人々 /

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←クリックして拡大

ふもとの山荘から頂上を仰ぐと、人が登っているのが見えます。

槍ヶ岳山荘槍ヶ岳山荘です。

この山荘も結構大きくて広く、なかなか過ごしやすかったです。たくさんの人が利用していました。

キッチン槍では、コーヒーやアルコールなどが頼めて大賑わいです。

槍の頂上から降りてきて、ここでゆっくりしている途中、急に大雨が降り出したり、また、晴れてきたり、残念ながらこの日はとても天気が不安定でした。/

ko-ichi ピース

ガスが出てきては、それがほんのひと時晴れてその繰り返しです。

ko-ichiピース」(^-^)v

初日の中房温泉からの登りとは大違いです。

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笠ヶ岳、西鎌尾根、双六岳、黒部五郎岳、水晶岳

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槍ヶ岳山荘からの眺め。

左から、笠ヶ岳、西鎌尾根、(手前)双六岳、(後方)黒部五郎岳、水晶岳・・・・・

槍沢への下り

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こちらは槍沢方面の眺め。<殺生ヒュッテ>が下方に見えます。明日はここを下りに下って上高地に到達します。

>>つづく


初「槍」!! ― その2

2006年08月28日 | 山歩き

06年8月20日

2日目: 燕岳 <表銀座縦走コース> ―  蛙(げえろ)岩 ― 大天井岳(大天井ヒュッテ) <喜作新道> ― 西岳 ヒュッテ西岳泊

燕山荘出発

燕山荘で日の出を見る人々

山小屋の朝ごはんはたいてい早い。ここも5時なのでもう4時にはすでに出発の準備をする人たちでザワザワ。私たちはお弁当を頼んでおき、みんなが朝食をとっているときには出発する予定。それでも、日の出を見ようと夜明け前からたくさんの人が出てきていました。写真右の人がたくさんいるところがこの山荘の展望台になっているようです。

燕山荘からの日の出の眺め

そして、燕山荘から見る周りの景色はこんな感じ。右に燕岳山頂が、そして雲海の向こう、左に槍ヶ岳が見えます。

↓クリックして拡大

雲海の向こうの槍ヶ岳

燕岳山頂方面

今回、燕岳山頂はパスして、出発 【5:5】。

表銀座縦走コースを大天井岳へ

朝日の中の槍ヶ岳朝日の中の槍ヶ岳 【5:22】。なんだか、嬉しくなってきます。

表銀座縦走コース

いいお天気の中で表銀座縦走コースを歩きます。

槍をバックに朝ごはんここで槍をバックに燕山荘で作ってもらったお弁当を広げ、朝ごはんといきましょう 【5:45】。

蛙(げえろ)岩 nobuの後方、写真右に見えるのが「蛙(げえろ)岩」。

このあたりは花崗岩がオブジェのようにゴロゴロしています。

歩け、歩け

「大下りの頭」を過ぎ、歩け、歩け。

歩け、歩け

気持ちのいいお天気。

切通岩のあたり

切通岩のあたり。

はしご場 こんなはしご場があったりします。

さらに進むと・・・、

大天井岳への分岐大天井(おてんしょう)岳への分岐に来ました。ここから、大天井岳の巻道をさらに進みます。

お花たち

この日出会ったお花たちです。ヒメコゴメグサは花はとても小さいのですが、その中にしっかり細かい模様が入っていてかわいい。トウヤクリンドウはほとんどこのように花を閉じていました。開いたらどんな感じになるんだろうか。

ヒメコゴメグサ、トウヤクリンドウ、コマクサ

西岳へ

大天井岳の巻道を通っていると、すばらしい景色が目の前に広がってきました。西岳の向こうに槍ヶ岳(写真左)、槍ヶ岳の右にちょこっと突き出ている「子槍」も見えます。

↓クリックして拡大

大天井岳から槍ヶ岳の眺め

とはいうものもう大分雲がかかってきました 【9:00】。

湯俣温泉の池 ふと遠くを見ると、湖がありました。あとで地図を確認すると、おそらく湯俣温泉にある高瀬湖ではないかと。

18otensyouhyute大天井ヒュッテが見えてきました。

ここで、休憩 【10:00】。

水を買い、カップ焼きソバを食べ、栄養補給。北アルプスでは水も有料です。

ここから先が東鎌尾根に続く、小林喜作さんが開拓したと言う「喜作新道」。

ビックリ平標識 ビックリ平を通り、

赤岩岳 赤岩岳を越えると・・・、

ヒュッテ西岳

ヒュッテ西岳が見えてきました。到着 【13:50】。この日はとてもお天気が良く、すばらしい景色を眺めることができました。

でも、そんないいお天気は、せいぜい朝の8時か9時くらいまで。それ以降になると、ガスがどんどん上がってきて、瞬く間に視界が悪くなってしまいます。

山ノボラー達が早め早めに行動する意味がよく分かりました。もちろん、夏は雷を避けるなどの理由もありますが。

この日も早めに休んで、明日に備えます。

次の日に続く>>


初「槍」!!― その1

2006年08月27日 | 山歩き

ついに行ってきました、北アルプス。以前からko-ichiが「次は『槍』」と言っていたので楽しみにしていました。登ってきた感想は、やはり人気の山域だけあって期待どおりでした。

行程は・・・・

1日目: 穂高駅 ― 中房(なかぶさ)温泉登山口 ― 燕岳 燕山荘泊

2日目: 燕岳 <表銀座縦走コース> ―  蛙(げえろ)岩 ― 大天井岳(大天井ヒュッテ) <喜作新道> ― 西岳 ヒュッテ西岳泊

3日目: 西岳 <東鎌尾根> 水俣乗越 ― 槍ヶ岳山荘 ― 槍ヶ岳山頂 槍ヶ岳山荘泊

4日目: 槍ヶ岳 ― 槍沢 ― 横尾 ― 上高地

5日目: 上高地 ― 帰宅

06年8月18日~19日

出発!!

夜行快速 ムーンライト信州

現地までの交通手段として選んだのが23:59発「ムーンライト信州」という穂高まで直通で行く夜行快速列車。

何だかワクワクしてきます。

列車に乗ると、やはり大きなザックをあちこちで見かけました。でも、初めてだったので無理もありませんが、この列車を選んだのはちょっと失敗だったのに後から気が付くことに・・・・。

中房温泉から登山開始

中房温泉登山口穂高駅からタクシーに乗って中房温泉へ。もうすでに登山の準備をしている人でいっぱいです。

ここで登山者カードを書いて投函し、私たちも出発 【6:15】。

いきなり登りの連続です。前週に練習したとはいえ、久々なのでかなりきつい。

ko-ichi ピース登っている後姿を撮ろうと思ってカメラを構えるといきなり振り向き「ピース」。おどけてますが、かなり無理してますよ。

合戦小屋

第一、第二、第三、富士見ベンチを過ぎ、合戦小屋に到着 【10:45】。

うどんを食べ、ここで美味しそうなスイカを売っていたのでこれもいただきました。それにしても、眠いしきつい。そうか、夜行列車で十分眠れていなかったんだ・・・。若いならいざ知らず、いい年の私たちには、夜行列車は想像以上にきつかったのかも。で、nobuはすこーし、ここでうとうとと仮眠をとりました。

合戦尾根

体調が若干回復したところで樹林帯を過ぎ、合戦沢の頭から展望が開けてくるのですが、ガスでこのとおり。

お花と雷鳥

今回の北アルプスではお花も随分楽しめました。いままで花の名前などあまり気にしなかったのですが、調べて分かってくると結構楽しいですね。燕岳へ登る道々にもたくさん咲いていて気持ちを癒してくれました。ここで、ほんの一部をご紹介します。お花の名前は間違っていたらゴメンナサイ。

アキノキリンソウ、ハクサンフウロ、ヒヨドリバナ

チングルマ、タテヤマリンドウ、ホソバトリカブト、エゾシオガマ

雷鳥 燕山荘が見えてきたあたりで雷鳥に出会いました。保護色なので分かりづらいですが。

燕山荘

燕山荘 燕山荘到着【13:35】。

広くてなかなか素敵な山荘です。オリジナルグッズもたくさん。

この山荘はオーナーのアルペンホルンの演奏が聞けると本で紹介されていましたが、都合により開催されませんでした。う~ん、残念。

かんぱ~いまずは初日、無事到着を祝って、「おつかれさまでした~」(^-^)v

このあと、ふたりとも睡眠不足を補うべく、晩ご飯どき以外は寝てばかりいました。夜も小屋泊まりではめずらしく爆睡状態。初めて使ったアイマスクと耳栓も効いたのかもしれません。

次の日へつづく >>


ただいま~

2006年08月23日 | 山歩き

槍ヶ岳山荘より槍をバックに

無事帰ってきました~(^-^)v 。お天気はまずまず。特に表銀座縦走コースからの眺めは最高でした♪  4泊5日の初の長山行。撮った写真も2人で200枚を軽く超えてしまいました。

これから少しずつUPしますので、楽しみにしていてくださいね。

それにしても、夜8時消灯(実際、就寝はもう少し早い)、4時起床が身につき、こっちに帰ってきてもそれが抜けず、早く目が覚めてしまうのには参りました。