たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

思い立って御岳山

2012年03月25日 | 山歩き

御嶽神社と狛犬

何だかね、




「天気いいんだから、

どこか行って来れば」



ってko-ichiが言ってるような気がして。



だから出かけてみました。

久々の山歩き?!って

言えるのでしょうか。

来たのは御岳山にある武蔵御嶽神社。

武蔵御嶽神社

何しろ3~4年ぶりの山歩き。

ko-ichiの病が分かってからは

山歩きはしてなかった。

御嶽神社までの参道

装備らしい装備もせず

トレッキングシューズだけ履いてきました。

食事処1319sobaya

下からはケーブルカーに乗って。

それでも少しは歩いたからおなかがすきました。

山芋そば

山芋そばをいただく。

山楽荘

懐かしいな、山楽荘です。

2度ほど泊まりました。

今でもレンゲショウマの時期になると

ご案内のお葉書をいただきます。

ここからもう少し歩いて

更に高いところ大塚山へ行ってみました。

大塚山からの眺め

こんな景色は久々です。

はるか遠く都心の方までうっすらと見渡せました。

安産杉(あんざんすぎ)

これは安産杉(あんざんすぎ)

どっしりと力強く根を張る姿は長寿を表し、

丸く包み込むように開かれた幹は安産を、

その幹より分かれ伸びる数々の枝は子孫繁栄を

表していると言われているのだそうです。

安産杉(あんざんすぎ)に長寿を願う

ko-ichiの分まで元気に生きられますように

幹をさすって、お願いしました。



もう少し歩きたい気もしたけれど

あまり無理もしないように

またケーブルカーで下山。

御岳渓谷

電車まで少し時間があったので

近くの御岳渓谷に降りてみました。

2艘のカヌーが川の流れに浮かんで。



この後ホリデー快速に乗って帰路に。

久々に歩いていい汗をかき

心地良い疲れに包まれました。

御岳渓谷を眺む

また、ちょくちょく来てみようかなぁ。


心の復興

2012年03月24日 | ko-ichiに捧ぐ

梅の花

気が付いたら庭の梅の花が咲いていました。

今年は寒さが長引いていますね







でも、季節はどんなときにも

めぐっていくもの。

あるとき湯島天神に惹かれて

寄ってみたらここでも

たくさんの梅の花。

湯島天神

先日の3月11日近くには

1年前の震災から復興の様子が

たくさん報道されていました。

当時の震災の様子を見るのは

1年経った今でも胸が痛みます。

湯島天神

加えて、あの日あの時揺れにおののき

その後のTV報道を呆然と一緒に見ていたko-ichiが

今はここにいないという事実がさらに

私には悲しくて。

オオイヌノフグリ

でもね、今まで馴染みの無かった仏教に

こんな考え方があることを

ツイッターのある友だちから教えていただきました。

野の花

人は亡くなると太陽や月や風のような大きな存在

あるいは、花や蝶や鳥などの小さな存在となり

いつも見守っていてくれるのだと。



今朝、この春初めての鶯の声を聴きました。



いつもなら自転車で通り過ぎるのを

雨だったのでたまたま歩いていたところに



「ホーホケキョー」

「ケキョケキョ」



と、とてもいい声でした。



もしかしたらko-ichiが

春を知らせに来てくれたのかな。



今はまだ悲しい時が多いけれど

その中から少しでも明日の事を考える

次の事を考えるようにしよう

そうすれば、少しずつ元気になれるかもしれない

と、また、ツイッターのこの方が教えてくれました。



「人生が不幸だ」と考える人の多くは辛い過去の経験を元に「私はずっと不幸だったから今も不幸なのだ」と現在の辛い事を悲観します。

「幸せだ」と思う人は自分の理想の未来を元に現在、辛い事があっても「理想の未来の為に必要な事だ。この事を将来笑える日が来る」と考えます。

? 松田 寿一さん (@juichi7) 3月 21, 2012





私も、心の復興。

少しずつ。


そろそろと

2012年03月06日 | ko-ichiに捧ぐ

2012年2月29日早朝の都内雪景色

先日は東京も大雪になり

まだ春遠しという感じでした。













枝に咲いた雪

でも、翌日ふと足元に目をやると

もうそこまで春は来ている。

チューリップの芽

菜の花やスミレたちも

菜の花スミレ

早いものでko-ichiが逝ってから1か月と数十日。

そして、もうすぐ四十九日です。



ノートに綴られた日記を見るともなしに見ていたら

あのマイ ウェイを綴ったページを見つけました。

ノートに綴ったマイ・ウェイ

200年1月25日~4月9日の日記ノートの

いちばん最後のページに。



ko-ichiが前年の暮れ直腸がん告知を受けて

その手術のために入院した1月25日から始まるノート。

近いうちにこういう日が来るかもしれないことを考え

今までのありし日々を重ね

マイ ウェイの訳詩に自分の想いを注いだのかもしれません。



このブログのタイトルは

「たび・旅・ふたり旅」



これまでふたりであちこち本当に

いろんな旅をしてきました。

いつまでもko-ichiは私の心の中で一緒です。

だから心の中の彼とふたり。

私の旅にお付き合いくださるあなたとも。





そして春になったら、また、旅に出ます。

ko-ichiの愛した彼の地、彼の音楽を聴きに。

鼓童